マネジメントの本・書籍
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マネジメント
マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 /
マネージメントの基礎編
マネージメントの基礎を学ぶには面白いと思った。
しかし実際実行可能かはかなり疑問。
楽しませる本のイメージが強いと思う。
もしドラ効果
『もしドラ』を読んで購入。
流行にのった形だが、普遍的な言葉が多数。
当分は手放せない1冊となるだろう。
日々懸命に働いている一般社員こそ読んで欲しい
マネジメントというお堅い題材とは裏腹に、心に響く本です。
仕事と労働は違う。
組織は人の長所を生かすためにある。
企業の目的は利潤を得ることではない・・・など。
仕事をしながら感じる、さまざまな根本的な問いに明確に答えてくれるのが本書です。
マネジメントというと管理職が読むべき本と思われがちですが、本書は日々悩みながらも懸命に働いている一般社員が読んでこそ価値のある本だと思います。
トップマネジメントについての章など、一般社員には良く分からない部分もありますが、いきなり全てを腹落ちさせなくてもいいと思って読み飛ばしてもいいと思います。
また何年後か、自分が成長した時に読み返せばまた違った部分が心に響くのだと思います。
力強い文体、強い確信
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を読み、その原典に手を伸ばした格好だ。引用されていたドラッカー氏の文章は、贅肉のない、力強い文体で書かれていた。この特徴は引用された箇所のみならず、全文を通して、貫かれている。ドラッカー氏の確信の強さが窺える。
仕事のためではなく成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない。
〈イノベーション〉、マネジャーの役割、〈コミュニケーション〉と小見出しをつけ、それぞれ、その一部を紹介し、私のレヴューに替えさせていただくこととする。
【イノベーション】
既存の製品の新しい用途を見つけることもイノベーションである。イヌイットに対して凍結防止のためとして冷蔵庫を売ることは、新しい工程の開発や新しい製品の発明に劣らないイノベーションである。それは新しい市場を開拓することである。凍結防止用という新しい製品を創造することである。技術的には既存の製品があるだけである。だが経済的には、イノベーションが行われている。
(前略)社会の問題を事業上の機会に転換するための最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決すなわち社会的なイノベーションにある。事実、成功を収めた企業の秘密は、そのような社会的イノベーションにあった。
イノベーションとは、科学や技術そのものではなく価値である。組織のなかではなく、組織の外にもたらす変化である。イノベーションの尺度は、外の世界への影響である。したがって、イノベーションは常に市場に焦点を合わせなければならない。
〈イノベーション〉、〈外の世界への影響〉、で連想するのは、芭蕉の「古池や」の句だ。蛙が飛び込んだ水の音。蛙が生み出したのは音だけではなかった。波紋を発生させた。〈一石を投じる〉という言葉があるが、芭蕉は、蛙を水の中に飛び込ませることで、イノベーションという名の〈一石を投じ〉た。芭蕉にしてみれば、池とは市場だった。……などというのは、口から出まかせである。
既存事業においては、いまいる場所から行こうとする場所へと仕事を組織する。これに対しイノベーションにおいては、行こうとする場所からいましなければならないことへと仕事を組織する。
変化ではなく沈滞に対して抵抗する組織をつくることこそ、マネジメントにとって最大の課題である。(略)あらゆる兆しから見て、来るべき時代はイノベーションの時代だからである。
【マネジャーの役割】
(前略)マネジャーは、自らの資源、特に人的資源のあらゆる強みを発揮させるとともに、あらゆる弱みを消さなければならない。これこそ真の全体を創造する唯一の方法である。
【コミュニケーション】
コミュニケーションは受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験に基づいた言葉を使わなければならない。言葉で説明しても通じない。経験にない言葉で話しかけても理解されない。知覚能力の範囲外にある。
(前略)同じ事実を違ったように見ていることを互いに知ること自体が、コミュニケーションである。
ドラッカーによる組織マネジメントの基本理論書
アメリカの経営学者、ピーター・ドラッカーによるマネジメントの基本理論書です。
分量は302ページ、所要時間は4時間程度で、3部9章構成です。
それぞれの部で、マネジメントの使命・方法・戦略を記しており
組織においてマネジメントはなぜ必要か、どうすべきかを具体例を交えつつ記しています。
できるだけ普遍的な原理・原則を記しているため、抽象論もありますが
教科書的な理論書ではある程度やむをえないと思います。
その意味(教科書としての意味)では、本書は経営学の基本書として十分だと思います。
経営や組織管理に携わる方に、特におすすめします。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 /
純粋に読み物としてならOK
小説やマネジメントの解説の切り出し口として求める人なら、やや中途半端な感じは否めないかもしれない。物語としても「おいおいそれはありえないだろ」と云われるような展開がすすみ過ぎているかもしれない。しかしこの本にそんなことを求めてはいけないだろう。話としては、それなり感じることはできるかもしれないからだ。とかくマネジメントはうまくいかないことが多いが、自分がうまくいかない時に読んでみたら、解かっていた思い込んでいた他のマネジメント本をもう一度読み直すきっかけを与えてくれるかもしれません。マネジメントに興味を持つきっかけを与えてくれるかもしれない本です。
ビジネス入門書の入門書としては良書
本書は1時間程で読み終わる内容で、中学生や高校生でも気軽に手を出すことができると思う。
内容は初歩の初歩だが、間違ったことは書かれていないので、ビジネス入門書の入門書としては良書である。
これを読んで、普段ビジネスに縁のない学生が本物のドラッカーの方にも興味を持てればそれでいいと思う。
ビジネス書としては内容が浅い。小説としての完成度が低い。等の批判があるが、
本書はビジネス入門書の入門書なのだから、それらの点をもって低い評価をつけるべきではない。
どんどん惹きこまれるビジネス入門書
野球部の目標に定義が加わり
「野球部が甲子園に行くためには何が必要か?」
という問いが続く。
これだけ読者に「?」を投げかける本も珍しいのでは…
と思いました。
そのおかげで、自分の場合なら…と考える機会を多く
持つことができました。
スポーツの中でも親しみやすい野球が題材のため
「組織の定義」
「真のマーケティングは顧客の現実・欲求・価値からスタートする」
「専門家は理解してもらって初めて有効な存在」
「組織の最適規模」
といった内容をより読み進めやすかったです。
うーむ・・・
恥ずかしながら私もドラッカーそのものを読んでないので偉そうなこと言えませんが。
「ドラッカーの著書の紹介」としての価値しか見出せなかった。金を出して買うだけの値打ちはない。
全国の高校球児に読ませて「こんなんで本当に甲子園に行けると思うか」と聞いたらどうだろう?
どうにも気に入らないのが、次の二人の存在。(一度さらっと読んだだけなので違ってたらスイマセン)
・テストでは常にトップという秀才である若い方のマネージャー
・もはや普通の高校生としてすべき勉強をする必要も無く「相談係」に専念できる主人公の女友達
これらの"超人"がいないとマネジメントは成果が出ないということか?
ドラッカーそのものをあまりに絶対視するのもいかがなものかと・・・
小説としてもまるで凡作。文章の稚拙さは置いといても、一体どこに泣ける要素が・・・?
ドラッカーの「マネジメント」の"代理読書"
タイトルが全てを説明していますが、
本書はドラッカーの『マネジメント』を読んだら女子マネージャーが、
高校野球を舞台にマネジメントして行くというものです。
一番特徴的にな事は、本書の中でマネージャーがドラッカーの「マネジメント」の"代理読書"を行い、
理解にまで到るため、読者は分かりやすくエッセンスを抽出して貰えるという点に有ります。
それだけに留まらず、読物としての小気味良さと感動をも含んだ青春小説である、
という側面もまた特徴的たらしめています。
ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 / 上田 惇生 /
評価に迷う
非常に評価に迷います。
まずもって、読みにくい。
翻訳だから読みにくいのかもしれませんが、
ちょっと哲学的というか、はっきり言えば「建前論」ばかりが並んでいるから読みにくい、つまらないのではというのが感想です。あと、正直屁理屈じゃないのと言う記述さえあります。
最初に誰もが躓くのは「自らの事業の定義」のところからじゃないでしょうか?
私はここからつまずきました。
事業の定義がいつの間にか企業の使命と目的になってしまっていて、ドラッカーの解答は、それは顧客が決めるになっています。
でも、ちょっと待ってください、顧客からみても、たとえば製鉄所の事業はやっぱり、鉄の精製など鉄を扱う事業じゃないですか?
最初から、「起業の使命」とか「起業家の使命」というなら「顧客第一」が正解でも80点をあげますが、「自らの事業の定義」「自らの事業はなにか」の答えが「それは顧客が決める」では「そんなの屁理屈か哲学じゃない」と思っていまいます。顧客だって「事業内容はお前らが決めろよ」って言うでしょう。
簡単なことをわざと難しく言わないで、最初から、「起業家は顧客あっての起業家だ」といえば済むことです。
しかし、何より、この本が気に入らないのは、ドラッカーが需要(供給・消費)を創り出すことが一番いいことだとしている、つまり方向性として「大量消費社会」を後押しするような内容になっていることです。困っている人(顧客)を助けるのはいいことです。でも、どうみても、掘り起こしてどんどん消費社会をつくっていきましょうという趣旨にとれます。
そもそも日本人の私には、哲学とかより、「本音と建て前」のほうがしっくりきます。企業は経済活動なのに、思索・哲学というより、むしろ、きれいごと、建前論が鼻につきます。
単純なことを謎かけで難しくいい、
屁理屈に聞こえるところも多いです。
そして、なにより、日本人の「もったいない」「昔からの物を大切にする国民性」には相反している本だと思います。
エッセンシャル版でも『もしドラ』だけじゃなくて
マネジメントに興味をもって,ドラッカーを読もうと思ったのなら,エッセンシャル版や『もしドラ』だけじゃなくて,全文読むことをお勧めする。それくらいの努力を惜しむ人に,適切なマネジメントができるだろうか。
マネジメントの話だが,範囲は企業にとどまらない。公的機関であっても,マネジメントの観点は重要である。マネジメントにとって,「利益は必要条件にすぎない」という指摘は,重要だろう。その企業が,どのような社会的責任を果たしているか,こそがまず問われるべきなのだ。マネジメントという活動の幅の広さを深さをこれでもかと丁寧に解きほぐす,珠玉の言葉の数々。多くの経営者のバイブルとなる理由が分かる。
過去100年のなかで最重要群に入る書
ビジネス書という括りがいつから出来たのか、どの書がそれにグルーピングされるのかいまだ判然としないが、このような括りを一旦外して考えても、本書は、過去100年に出版された書物の中で最重要のものであると思う。20代後半にこの書を始めて読んだ時、後の自分の人生に大きな影響を与え続けていくであろうと確信した。これほど「現代社会で働くビジネスパーソンは読むべき」と断言できる書はそう多くない。
最高のマネジメント実践指南書
原著初版が1974年であり、それから30年以上経ってますが、今でも最高のマネジメント実践指南書であり続けています。
本書の価値や内容は、様々な方々が様々なところで述べられていますので、ここでは本書の使い方について触れたいと思います。
マネジメントの必要条件をこれほど多角的かつ体系的に解説している書籍は、知っている限り他にはありません。
本書の前にも後にも様々なマネジメント書籍が大量に出版されいますが、ほとんどの書籍は、本書で提示されていることの一部を論じているに過ぎないと思います(一章分であったり、一段落分であったり、一用語分であったり)。
また、ヒトのマネジメント関連で近年話題になっている手法も既に本書で、その概念、マネジメントにおける位置づけ、重要性、活用方法などが提示されています(サーバント・リーシップ、コーチング、ラーニング・オーガニゼーション、チェンジ・マネジメントなど)。
経営手法が毎年数多く生み出されています。何れも役に立つものだとは思いますが、残念ながらそれらのほとんどは、マネジメント全体における位置づけや効用と限界を適切に定義していません。せっかくの手法もマネジメントに携わる方々をかえって混乱させているようにしか思えないことも多々見受けられます。
本書をじっくり読んで理解することで、これらの数多くの経営手法をマネジメント全体という文脈のなかで理解し、取捨選択し、応用して活用していくことができると思います。
また、本書で提示されているマネジメントの実践方法は、数多くの学術分野での知見を上手く取り込みつつ整合させて組み立てられています。
特筆すべきは、ヒトに関する科学、特に執筆当時ではほとんど研究が進んでなかった自然科学系の科学(脳科学・神経科学・遺伝学など)の知見が、著者の洞察から得られた仮説としてふんだんに盛りこまれていることです。
自然科学系のヒトの科学についてそれなりに書籍を読んできましたが、これらの仮説はほとんど違和感を覚えないものとなっています。
ヒトのマネジメントについても、本書をじっくり読んで理解することで、ヒトに関する科学の最新知見を踏まえた実践ができると思います。
更に、本書は読み手にかなりの知識と経験を求めます。ただ読み流すだけならともかく、深い理解を得るためには、何故?を問いかけながら読み進めていく必要がありますので、本書の内容を読み手の知識・経験に照らし合わせていくことが求められます。
ただ、最初から本書の広く深い体系的な知識・経験を持ち合わせている人はいませんので、本書を定期的に何度も読み直すことで、読み手自身が己のマネジメントに対する知識・経験がどれほど身についたのか、を確認するような使い方をするのも有益だと思います。
実際に、読み返す度に、同じ文章でも以前読んだ時とは異なった知見を得たり、新たな発見を得たりすることができました。「こんなこともわからなかったのか」という発見・反省とともに、「これがわかるようになったのか」という自信にもつながります(全てを完璧に理解できたとはとても思えませんが、それでも読み返す度に、理解できていることが増えるのは学習の楽しみにつながっています)。
このような使い方ができるマネジメント書籍は他には見当たりません。軽めのビジネス書を何十冊読むよりも、本書を何度も読んだ方が遥かに価値があると思います。
なお、現在本書は私の知る範囲は3種類の翻訳があります。個人的にはドラッカー本は上田訳が最も分かりやすいと思います(単に上田訳に慣れているせいだと思いますが)。興味と時間とお金のある方は読み比べてみるのもよいかもしれません。
また、本書には抄訳版、エッセンシャル版が出版されていますが、これらはあくまでも要約・抜粋ですので、しっかりと理解したい方には本書をお薦めします。
ドラッカーのエッセンスが凝縮された三冊
リリースがアナウンスされて以来、待ちに待ったドラッカー名著集の完結編の3巻です。
経営学を勉強されている方に、ドラッカーの中で一冊おすすめするとなると、本書がおすすめです。
といっても一冊ではすまないかなりのボリュームですが。
現在、「マネジメント―課題、責任、実践 」については、この上田惇生さんの訳によるものの他に、 「マネジメント―課題、責任、実践 全2巻」(野田一夫・村上恒夫監訳/ダイヤモンド社)、「マネジメント―務め、責任、実践 全4巻」(有賀裕子訳/日経BP社)があります。
いずれも入手し、目を通しました。野田一夫さん・村上恒夫さん監訳のものは、書店でまだ見かけますが、入手困難になってきているようです。有賀さん訳のものは日経BPクラシックスのシリーズでペーパーバック風で翻訳も読みやすいものです。
多くの方に何度も翻訳されてきた名著ですが、本書は、ドラッカーの翻訳においては定評があり、ドラッカー自身からも、親しい友人であるとともに日本における自らの分身でもあると紹介された上田さん訳だけあって、期待に違わぬ内容に仕上がっています。
なお、本書の内容については、マネジメントについてあらゆる角度から考察した一冊で、ドラッカーの集大成とも言える内容です。経営学の入門者にとって、マネジメントに対する心構えが凝縮されています。
経営に関わるすべての方におすすめの三冊です。
ドラッカー名著集14 マネジメント[中]―課題、責任、実践
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 / 上田 惇生 /
過去100年のなかで最重要群に入る書
ビジネス書という括りがいつから出来たのか、どの書がそれにグルーピングされるのかいまだ判然としないが、このような括りを一旦外して考えても、本書は、過去100年に出版された書物の中で最重要のものであると思う。20代後半にこの書を始めて読んだ時、後の自分の人生に大きな影響を与え続けていくであろうと確信した。これほど「現代社会で働くビジネスパーソンは読むべき」と断言できる書はそう多くない。
マネジメントI 務め、責任、実践 (日経BPクラシックス)
/ 日経BP社 / 日経BP社 / 有賀 裕子 /
【Solution】課長・チームリーダー・プレーイングマネージャーへ
【本書購読におけるポイント】
◆誰に・・・課長・チームリーダー・プレーイングマネージャーが主たるTARGET
◆何を・・・マネジメントの原点は、内向きにならず外を見ることから始まるということ
◆どのように伝えているか・・・マネジメントの意義を会社からみた視点ではなく、
社会からの観点で深く、鋭く、的確に、理路整然と記載してある
本書を熟読すれば類似書は不必要と感じるくらい、普遍的かつ派生的なバイブル。
悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル
/ 東洋経済新報社 / 東洋経済新報社 /
自分にもできそうかと・・・
とても熱い。対人関係で苦労してきた筆者の想いがひしひしと伝わってきて、励まされる本。
manageとは本来、何とかするという意味の動詞であって、決して部下を管理監督することのみがマネージメントなのではない。自己中心性に気づくこと、自分に矢印を向けること・・・前半のマネジメント論には苦労人らしい筆者の真情が溢れていて、読みごたえがある。「悩むことは健全である」の一言が、最も励みになった。
ただ熱い人なので話も長く、後半の経営戦略論の部分はふうんという感じ。西洋的な分析も大事だが東洋的なインテグレーションも大事、と言いたいことわかる。だがこれを「脱MBAの経営論」と呼ぶにはちょっと雑駁かなと思う。90分の講演会なら元気を貰って帰るところだが、本として読めばどっちつかず感が残ってしまい残念。
あらゆる組織に通じる。
本書の帯に書かれていた「普通のあなただからこそ、素敵な上司になれるのです!」とはどういう意味だろうと思いながら読み進めたが、本書を読んで、組織のマネジメントは特別な才能、知識がなくてもできることがいくらでもあるのだと思った。
ただ、特別な才能、知識がなくてもできることを本当に”できる”ようになるのが実は難しかったりする。「人を大切にする」「自分に矢印を向ける」等がそうだ。
本書を読んでいると、ビジネスの現場がとても熱く、血の通ったものに見えてくる。学生時代に読んでいれば、就職先の選択も変わったかもしれないと思った。
著者は仕事はどれも同じとも述べている。本書のマネジメント論は、ビジネスの現場だけでなく、あらゆる組織に通じる内容だと思った。
「上から目線とは違う・・そんな指南書」
「バイブル」・・・確かに少しオーバーかなぁとは思うが、
著者自身がコンサルとして悩みながら成長してきた過程を、
悩めるマネジャーや経営者に置き換えて、「彼らの為に!!」
・・・そんな思いが充満していて好感が持てる。
中小・中堅企業のコンサルが多いせいか、臨場感あり、距離感が近い
そんな印象を受けるのは・・使い勝手が良い証拠。
組織や部下に影響を与えるのは自分自身であること、
「自分に矢印を向ける」ことの大切さと難しさが痛い程伝わってくる。
大企業のエリート相手に流行のマネジメント手法をレクチャーするMBA、
上から目線のMBAビジネス書とはひと味違う。
結果として、この本は悩めるマネージャー達の「バイブル」かも知れない。
本業のコンサルタントとして國貞氏が世の悩めるマネジャーに贈るメッセージ
@企業の第一の目的は利益を上げることではない 、
お客様に選んでいただける商品やサービスを提供することだ
Aマネジメントの仕事は、人を訓練して育てること、やる気にさせることである
Bマネジメントとは答えのない問題に向かって何とかしていく仕事
C人の役に立つ」と「工夫する」をベースにしたマネジメントを目指そう
D部下の問題の半分以上はマネジャーの側にあると思え
E戦略策定で大切なことは、進むべき方向性を決めていくこと
机上で考えるだけではなく、現場で多くの経験を積むことが大切だ
「自分に矢印を向けること」の大切さ
「マネージメントとは何か?」
現在出ている多くの本と同様、この永遠とも思えるテーマに
ついて考えていく本です。
著者は、東北大卒で神戸製鋼に入社。人事や企画を経て、
社費留学でMBAを取得。そして独立して経営コンサルタント。
「ばりばりのエリートが論理的な思考で日本的な経営を切っ
ていく」というストーリーになりそうですが、本書では、ま
ったくの逆。気持ちや人間くさい要素の重要性を協調してい
く本です。まあ、こういう経歴の人じゃないと、逆に「MBA的な
論理思考の効用と限界」とかについて語ることも難しいかもし
れませんが。
著者の要点は非常にシンプル。
「人を大切にすること」
「現場で右往左往することの大切さ」
「思い・勇気といった人間的側面の大切さ」
そして、一番印象が強かったのは、
「自分に矢印を向けること」
ちょっとがんばってみようかなと思える本です。
ドラッカー名著集15 マネジメント[下]―課題、責任、実践
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 / 上田 惇生 /
よみにくい
非常に評価に迷います。
まずもって、読みにくい。
翻訳だから読みにくいのかもしれませんが、
ちょっと哲学的というか、はっきり言えば「建前論」ばかりが並んでいるから読みにくい、つまらないのではというのが感想です。あと、正直屁理屈じゃないのと言う記述さえあります。
最初に誰もが躓くのは「自らの事業の定義」のところからじゃないでしょうか?
私はここからつまずきました。
事業の定義がいつの間にか企業の使命と目的になってしまっていて、ドラッカーの解答は、それは顧客が決めるになっています。
でも、ちょっと待ってください、顧客からみても、たとえば製鉄所の事業はやっぱり、鉄の精製など鉄を扱う事業じゃないですか?
最初から、「起業の使命」とか「起業家の使命」というなら「顧客第一」が正解でも80点をあげますが、「自らの事業の定義」「自らの事業はなにか」の答えが「それは顧客が決める」では「そんなの屁理屈か哲学じゃない」と思っていまいます。顧客だって「事業内容はお前らが決めろよ」って言うでしょう。
簡単なことをわざと難しく言わないで、最初から、「起業家は顧客あっての起業家だ」といえば済むことです。
しかし、何より、この本が気に入らないのは、ドラッカーが需要(供給・消費)を創り出すことが一番いいことだとしている、つまり方向性として「大量消費社会」を後押しするような内容になっていることです。困っている人(顧客)を助けるのはいいことです。でも、どうみても、掘り起こしてどんどん消費社会をつくっていきましょうという趣旨にとれます。
そもそも日本人の私には、哲学とかより、「本音と建て前」のほうがしっくりきます。企業は経済活動なのに、思索・哲学というより、むしろ、きれいごと、建前論が鼻につきます。
単純なことを謎かけで難しくいい、
屁理屈に聞こえるところも多いです。
ドラッカーは日本に共感していたようですが、日本人の「もったいない」「昔からの物を大切にする国民性」には相反している本だと思います。
『集大成の大部の著作が感激の書』
エターナルコレクション全冊を読もうと考えたが、苦もなく最終巻まで来れたのは、
上田先生が本書の訳者あとがきに書かれているように、長い著作でも感激の書だから
だと感じる。自らの強みを見出し個人が幸せになり、その強みを生かせるように組織を
マネジメントすることによってよりよい社会が作られる。
第1次世界大戦後の荒廃した社会からファシズムが生まれた歴史とともに生き、やがて
アメリカに希望を見出し、日本にも共感したドラッカー、これからのアジアの時代の世界
にも重要な指針を示してくれると思う。
過去100年のなかで最重要群に入る書
ビジネス書という括りがいつから出来たのか、どの書がそれにグルーピングされるのかいまだ判然としないが、このような括りを一旦外して考えても、本書は、過去100年に出版された書物の中で最重要のものであると思う。20代後半にこの書を始めて読んだ時、後の自分の人生に大きな影響を与え続けていくであろうと確信した。これほど「現代社会で働くビジネスパーソンは読むべき」と断言できる書はそう多くない。
ポケット図解 ピーター・ドラッカーの「マネジメント論」がわかる本 (Shuwasystem Business Guide Book)
/ 秀和システム / 秀和システム /
すぐ読めました
マネジメントはエッセンシャル版でも敷居が高いので、こちら読んでみました。もう一度読んでエッセンシャル版に挑戦したいと思います。
明快なのでいっきに読めます。
ドラッカーの世界への入口として
この本で「マネジメント」の全貌が理解できるということにはならないと思います。。
しかし、ドラッカー氏がその著作において「マネジメント」の何を強調しようとしたかが、たいへんよく伝わってくる本です。
新入社員をはじめ若手の人には、この本をきっかけにドラッカー氏の著作の数々に挑んでもらいたいと願いますし、ベテラン社員にとっても、忘れていた基本を思い出すために有効と感じました。
短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 /
読む価値あり
どうすれば人が自発的に働くかがかの本のメインテーマであると思います。
それが行動科学マネジメントです。
これを実践する5つのステップがこれです。
1、ピンポイント
2、メジャーメント
3、フィードバック
4、リインフォース
5、評価
これを正しい方法で行うことによって成果が挙げられるそうです。
この本は読みやすく書かれており、具体例もちりばめられているため、「行動科学マネジメント」という言葉に気負いせずに読むことができると思います。
人に優しいマネジメント
石田さんが一番伝えたいコトは「競争による敗者を作るのではなく、成長による多くの勝者を作ろう!」と言うコトだと解釈しました。
簡単にマトメると下記の 3項目のやり方を教えてくれています。
・「どうしたら成長できるか?」を調べる
・「成長するコトは良いコトだ」と教える
・ 成長すると仕事が楽しくなる
人のヤル気を引き出す、効率的な方法だと思いました。
ケツを叩けば一時的に結果は伴ないますが、継続させるには難しい。
上手く褒めることで、人は自分でヤル気を見つけ、先に進んでいくんだと教えられました。
実践的
内容が具体的でポイントが良くまとまっていました。実践してみてどれくらい成果が上がるかはこれからですが、かなり期待しています。腑に落ちるところが多かったです。実際に活用しているワークシートなどの活用するためのツールが掲載されているとなお良かったなと感じています。
具体例が少ない
成果そのものではなく、成果をあげるための「行動」に着目し、その行動を繰り返させる仕組みを作ることで成果をあげようというマネジメント手法を紹介している。
参考になる点も多いが、著者が「あらゆる業種。業界にも対応できる」「全ての仕事、全ての社員に対して等しく効果を発揮する」「新製品開発、品質改善、マーケティング戦略、売り上げ強化など、仕事内容も問わない」といっているにもかかわらず、具体例として挙げられているのは、営業マン、レストランのウェイター等、特定の業務に限られている。それ以外の業務への応用については何も語っていない。
たとえば、営業マンに、毎日3件の新規顧客に会いに行くように伝えることはできても、新製品開発の担当者に毎月3件のすばらしいアイデアを出すように伝えることはできないのでは?あらゆる業種、業界に対応できると言うなら、さまざまな、かつもっと多くの具体例を挙げてほしかった。
「再現性」の高いマネジメント本
前著「すごい実行力」のより詳しい行動科学マネジメント本です。
科学とは「再現性がある」こととあります。
つまり、条件が同じなら、誰がやっても同じ結果がでるということ。
行動科学マネジメントは、行動を促す方法ですが、
その再現性が高いと紹介されています。
ここにとても興味をもちました。
他の成功本や、事例本は、はっきり言えば
その著者(またはその周辺)だけの成功であり、
これを多くの読者は出来ないだと感じてきました。
そんな私にはとても納得できる説明だったのです。
また、紹介されている方法や事例も
具体的で、わかりやすく、取りかかりやすい。
部下をマネジメントしなければならない人はもちろん、
自分をコントロールしたいと思っている人、
子育てに悩んでいる人などに特にオススメできる必見の本です。
チェンジ・リーダーの条件―みずから変化をつくりだせ! (はじめて読むドラッカー (マネジメント編))
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 /
読み返すことで価値が分かる本
2000年に本書が上梓されてから早10年がたちました。ドラッカーの著書は時代を超えて私たちに進むべき方向を示しているように思います。しかし本書の中で
「目標が達成されるときは、お祝いをするときでなく、定義を考え直すときである」
とあります。ドラッカーの思想はある意味完成されており、その目標を達成しているといえるでしょう。しかし、もしドラッカーが存命であれば、自らの思想の再定義を行い、新たな思想をこの10年で示していたと思います。
残念ながら、彼に匹敵する存命の思想家を私はまだ知りませんが、折に触れて読み返して自分を方向付けて行きたいと思います。
マネジメントという思想
大御所ドラッカーのエッセンスということで、タイトル
「みずから変化をつくりだせ」に惹かれて読んでみました。
小手先のノウハウでなく、マネジメントという思想、
フレームワークを丁寧に、わかりやすく説いた書でした。
ドラッカーの書籍や論文からの抜粋だそうですが、歴史、経営学、
経済学、組織学、経営管理など、多岐にわたった分野を統合して、
単なる管理監督ではなく、マネジメントという確固たる思索、思想
お感じ取ることができました。
イノベーションと起業家精神、さらに、起業家とマネジメント
の項も注目して読めました。付録の金融サービス業に関する
論考は、書かれた時期を考えると、ドラッカーの先見性に
驚きます。
事例として、米国欧州の企業はさることながら、日本と日本企業
にむけられた熱い視線も感じ取ることができ、うれしくなります。
マネジメントをより具体化
日本人の悪いところはマネジメントを理解していないこと。
マネジメントはアドミニストレーションとは違う。
ドラッカーの本書では、マネジメントをより具体的な行動規範
へと昇華させ、企業戦略の内的要因の原動力と位置づける
点に、実践的な面を感じる。
読み返してみれば、また新たな発見があった。
全体をみる目
ひろく読まれるドラッカーだが,それはかれが巧みなエッセイストだからだろう。専門的な論文調ではなしに,自在にみずからの思想を書き記す。「利益など存在しない」等々,固定した見方に揺さぶりをかけ,ときに些事の堆積のように思われる仕事に,文明史的な光を投げかけ,意味づけ価値づける。
しかし,ドラッカーの考えの全体をみて,その二本柱に気をつけて読まないと,良くも悪くも誤解するかもしれない。古くからのドラッカー読みにとっては既知のことだろうが,ドラッカーの根本的な人間理解は,キルケゴールゆずりのかなり厳しく孤独な精神的人間であり,その社会理想はトックヴィルゆずりのアメリカのニューイングランドのタウンシップにおける集団主義,および小集団から階層的に形成される民主的な立憲主義である。
かれがリーダーについて語り,マネジメントを語るとき,つねにこうした社会全体像や人間像がある。これを見逃すと,ドラッカーの真意をつかみ損ねると思われる。
もし最近の選集でなどでドラッカーを気に入ったら,ぜひ『すでに起こった未来』も併読してほしい。
マネジメントは管理ではない
マネジメントは管理ではない。
マネジメントを管理だと考え、どうにも自分になじまないと感じているマネージャーや、
管理者としてのマネージャーに日々不満を抱いている方には、ぜひ読んでいただきたい一冊。
実際、マネジメントが管理するだけの非生産的な機能しかもたないものなら、
その重要性がこれほど説かれることはない。
それは生産の機能をもった組織において、
まさにその生産性を向上させるために有効なひとつの機能こそがマネジメントである、
ということがこの本を読めば納得できる。
さまざまなドラッカーの著作から、ドラッカー自身がそのエッセンスを抽出して、
一冊にまとめあげただけあって、手っ取り早く、そのマネジメントに対する考えを
知りたい方には、おすすめします。
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