マネジメントの本・書籍
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マネジメント
俺様社員をどうマネジメントするか―“自分はできる”と思い込んでいる若手を育てる3つの方法
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 /
不思議な読後感
この本の中では著者は自分のことを「オヤジ世代」と呼んでいるが
プロフィールを見ると著者は1968年生まれ。
ということは、たかだか39歳か40歳の若輩者。
私からするとひとまわり年下ということになる。
その割には、ずいぶんと古風な考え方を持っているなと感じた。
とにかく扱いづらいと言われるイマドキの社員の取り扱い説明書のようなタイトルだが
内容は、管理職に味方したものではあるものの、ところどころに戒めるような記述も見られた。
俺様社員の定義、分類そして分析→ティーチング→コーチング→上司としての心構え
このような流れだった。
中でもティーチングのポイントはそのまま使える優れものだ。
突飛な発想は少ないが、我々が日頃感じていることを著者は代弁してくれている。
事例も面白いものばかりが選び抜かれていた。
ただ、これはビジネス書なのだろうか。
これが正直な感想だ。
前書きから刺激的な表現が多く、鳥肌が立つような表現も何ヶ所かあり
奇妙というか摩訶不思議な読後感に包まれた。
ただ全体を通じて我々の世代だけでなく若い世代に対しても愛や敬意を感じた。
もちろん、「がんばっている人」という条件はついているけれども。
出版のペースや本の内容やプロフィールから判断しても
著者の本業は本を書くことではないと分かる。
にもかかわらず、記述内容に関しては洞察が深く
それにしても、よく勉強しているなと感心してしまう。
週刊ダイヤモンドを始め、すでにいろいろメディアで紹介されている。
読む価値は十二分にある。
待ってました!
『「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか』の著者である内田和俊氏の新作です。
「いよいよですね。待ってました!」という感じでワクワクしながら読み進めさせていただきました。
内田氏の研修を受けられる機会はまずありえないし、公開セミナーや一般の人たち向けの講演会などもまずしない方なので、普段の研修内容に少しでも触れる絶好の機会となりました。
以前(3年近く前)、講演会で聞いた内容とは全く異なり、ネタの多さに驚きました。
気分爽快になれるとってもいい本ですよ!
マネージメントに重点が置かれている
前著に共感したため購入。
前著との重複部分が少なく新鮮な気持ちで読み進めることができた。
効率化効率化と世知辛い世の中で、じっくりと腰を据えた育成を提唱している。
テクニック的な内容も含まれてはいるが、最小限に抑えられている。
同類になる「シュガー社員」も良かったが、あちらの方が分析や分類は細かいかもしれないが
読み物で終わってしまっている。
こちらは、マネージメントにウェートを置いている点がより評価できる。
ダイナミックコーチングモデルが目から鱗
完全にミドルマネジャー以上のクラスを対象としたビジネス書だと感じました。
いわゆるアンコーチャブルな人(コーチングが通用しない人)への対処法やコーチング事例が、とても丁寧に論理的に述べられています。
GROWモデルにとどまらず、ダイナミックコーチングモデルが新しい発想で目から鱗でした。
「コーチングとは?」の問いに対し、ここまで簡潔に論理的に答えたモデルを私は知りません。
コーチングの奥深さを改めて実感させてもらいました。
それと、コーチングのみに解決策を求めていない点がより説得力を増しているように感じました。
ただ、ダイナミックコーチングモデルは、あっさりしすぎています。
一章くらいを費やして、もっと深く詳しく掘り下げて説明して欲しかったです。
その点が、とても残念に思えて仕方がありません。
全体としてはバランスがよく、とてもうまくまとまっています。
ところどころに、いい意味でふざけた表現もあり、基幹職でもある私から言わせてもらえば非常に好感の持てる内容でした。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキスト 3種 セルフケアコース
/ 中央経済社 / 中央経済社 / 大阪商工会議所 /
ストレスに関する概要の本
内容はストレスとその解消方法の概要を学ぶ本です。
よくまとまっており、ストレスをためやすい人やうまくコントロールできない人は参考になると思います。
でも、個人では対応が難しい組織や環境部分のサポートの話が多いため星3つ。
ストレスに関する基本的なことがよくわかる
ストレスに関する基本的なことからストレス解消法など一般的なことが書かれていた。巻末に改正労働安全衛生法も掲載されており法律との照らし合わせもできる。検定のための「勉強」というよりは普通に「読書」として読める本です。
メンタルヘルス・マネジメントの基本書として最適かも?
大阪商工会議所がおこなっているメンタルヘルス・マネジメント検定試験の公式テキストです。
内容的には、放送大学のテキスト+関連法令といった程度の記述になっており、まずはこれで基本的な内容は十分だと思います。
検定試験合格にはこの公式テキストを通読しさえすれば第一回の難度が続くのでしたら十分だと思います。
このテキストのシリーズはそれぞれの役職によって視点が違っているので、個人のメンタルヘルスの場合はこの3種を参考しましよう。
記述の程度が違いますので、上位のテキストを買えば含んでいるというものではないです。
アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)
/ オライリー・ジャパン / オライリー・ジャパン / 村上 雅章 /
プロジェクトマネジメントと聞くだけで嫌なものだと誤解
タイトルのプロジェクトマネジメントと聞くだけで嫌なものだと誤解して、食わず嫌いだった。しかし、アートオブとついているので、管理が技術だという視点からすれば、ちゃんと読めば良かったと後悔している。
第10章は、特によい。人の仕事の邪魔をしないで、人の助けをするのが管理の基本である。しかし、多くの管理者、管理本は、人の仕事の邪魔をするようなことを平気でやったり書いたりしている。基本を外した本が多いなか、本書は要点を得ているので読む気になる。
飜訳が日本の文化への移転を十分していないのは、外資系の企業だけでなく、日本の企業でもソフト系の企業はカタカナ語が氾濫しているので仕方がないかもしれない。
実践的なTips集
プロジェクト管理の各フェーズで役に立つTipsを集めた一冊という感じです。
内容的には、なるほど、と思わせられるものが多いのですが、
訳がこなれていない上に、翻訳もの特有の笑えないジョークが鼻につくのが、
ちょっと残念、星一つマイナスです。
風通しの良い考え
プロジェクトマネジメントに興味があり本書を手に取りました。
なにか合理的な内容を求めるときは、いつも外国の書籍を読みます。
英語がもつ構造的な論理性に惹かれるのかもしれません。
実用性重視で書かれた多くのプロマネ本に対して、本書は
経験ゼロの人でも理解しやすい内容になっています。
それは数多くの実例と、著者のユーモアに依るところが大きいでしょう
私の本業はITから遠いので、実践的なソフトウェア、Web開発の章は
とばし読みしました。
それでもなお、目の覚めるような内容が含まれています。
10章「メンバーの邪魔をしない方法」では、チーム内のコミュニケーションに
おける不快さの削減方法が記されています。メールや電話、あるいは立ち話
について、すぐにでも取り入れられることが多いです。
あるいは、16章「社内の力関係と政治」は、組織に所属する
全ての人がぶつかる問題でしょう。
本章には「政治とは汚いことを表す言葉ではない」とあります。
政治が問題解決の1ツールであるという考え方は、風通しが良いです。
ソフトウェアおよびWeb開発に関する知識が乏しいため、私は本書の
価値を理解できていません。そのための星3つです。
もし知識があれば星5つではないかと思います。
手元に置いておいて、ときどき読み解く1冊
主にソフトウェア開発者に向けたプロジェクト管理のための1冊です。内容は多岐に渡り、一回で読んで全てを理解するのはなかなか難しいと思います。そこでお薦めなのは、自分の現在の状態、仕様検討段階であるのか、コーディング段階であるのか、リリース前であるのか、その段階に応じてその部分について書かれた箇所を読む方法です。前に読めば予備知識になり、後で読めば振り返りになると思います。また、著名な書物からの引用も効果的でなかなか楽しいものでした。
マイクロソフトで、とありますがマイクロソフトに特化したところはなく、一般的な手法として参考になります。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキスト 2種 ラインケアコース
/ 中央経済社 / 中央経済社 / 大阪商工会議所 /
いろいろ問題点ありですが・・・
今のところこれが唯一の公式テキストです。合格するには、これを繰り返しタダタダ読むしかありません。あとは、商工会主催のセミナーに出てアンチョコプリントをもらうこと。これで合格しました。
勉強しにくい
ラインケアとして必要な情報が一通り書かれていて参考にはなりますが
もう少し読みやすい構成にして欲しいと思います。
公式テキストは文字ばかりで読みにくいものが多いように思いますが
この本は例にも漏れずという感じでした。
ただ、公式テキストなのでやはり検定受験を考えている方は読んでおく
必要があると思います。
誤字、脱字・・・
誤字、脱字が多く、また、いろいろな文献をつぎはぎしたようで、文章になってないところが多かった。主語がなかったり、とにかく読みにくい。この本を公式テキストだなどといっているようでは、検定そのものも、たいした意味を持たないと思う。購入して失敗したと思ったし、検定を受ける気もなくなった。
見づらい
文章の句読点が 「、」ではなくなぜかカンマ「,」
メンヘルのホームーページ見ると、テキストの変更内容がわんさかある。
正直このテキスト大丈夫なのか?って感じ
以前これ買ったら、乱丁で30ページ以上抜けていました。
出版元の中央経済社に報告したところ、悪びれる様子も無く
「すみません新しいの送ります」でおしまい。
信頼性のない対応をする会社がメンタルヘルスの本の出版しているなんてねえ
他の出版社からメンタルヘルスのテキスト出してくれないかな。
三種の内容をすべて含んでいるのではないことに注意
メンタルヘルス・マネジメント検定試験の公式テキストである。
併願受験をする人が多いと思うが、上位のテキストが下位のテキストの内容をすべて含んでいるわけではないことに注意。
それぞれの立場によって記述内容の深さが違うので必ず対応種のテキストを参照のこと。
プロジェクトマネジメント現場マニュアル
/ 日経BP社 / 日経BP社 /
抽象的でなく、とても具体的です
とあるプロジェクトを任されることになり、プロジェクトマネジメントの勉強をしなければ、と思っていたときに巡り合った本です。
プロジェクトマネジメント自体は初めて触れることですが、この本は著者の豊富な経験から、現場の目線でとても具体的に書かれており、とても参考になりました。
特にプロジェクト計画書の作り方、重要性の理解、そして陥りやすいトラブルの回避方等は、初心者にはとてもありがたい情報というかノウハウだと思います。
プロジェクト計画書を作ることは、とても面倒だなと感じていましたが、本書を読み、その重要性を十分理解できました。
プロジェクトマネジメントの基本を知るには最適の本だと思います。
まさに現場に適したマニュアル
本書は、この手の本には珍しく具体的かつ泥臭い話を懇切丁寧に紐解いている。
プロジェクトマネージャ誰しもが直面する現場のあらゆる問題を具体的なテンプレート
、図表を交え解説しており、まさにタイトル通り「現場マニュアル」となっている。
私はプロジェクト推進する際、何か困ったことがあると本書を活用させていただいている。
非常に使いでのある本である。
新版 ファイナンシャル・マネジメント ― 企業財務の理論と実践
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 / グロービス・マネジメント・インスティテュート /
日本経済を取り巻く環境が激しく変化する中で、企業における財務管理の重要性が高まってきている。企業財務(コーポレートファイナンス)の知識は、今や企業経営に関わるすべての人にとって必須となってきているといっても過言ではないだろう。
本書はアメリカMBAでも多く採用されているファイナンスの教科書の邦訳である。まず、第1部では損益計算書や貸借対照表といった財務諸表の見方からはじまり、そこからROE(株主資本利益率)などの企業業績指標を計算する方法や各指標の見方について説明している。そして第2部では財務予測の手法と計画策定の方法について、第3部では株式発行、社債発行などの資金調達の種類や選定の手法について述べている。最後に第4部では投資の評価やリスク分析の方法について説明している。
このように本書はファイナンスの基本をほぼすべて網羅しているが、その特徴は、多くの事例を織り込んで大変わかりやすく書かれているという点にある。そして理論を述べるだけでなく、実際のケースに応用する際に留意すべき事項についても詳しく述べている。たとえば、ROEは多くの経営者が重視している指標の1つであるが、その問題点のいくつかを提起して、それを修正し評価する方法について紹介している。また、バランスの取れた「持続可能な成長」の方法について一章を設け、実際の成長がそれを上回った場合と下回った場合の対策についても述べている。
原著の巻末に設けられている用語集が邦訳で省略されているのは残念であるが、各章末にはまとめと章末問題があり、巻末にその解答と解説が掲載されているので、理解度のチェックができるようになっている。
このように本書は、会計やファイナンスの予備知識をほとんど持たない人でも、ファイナンスの基礎全般を学べるように工夫されている。企業研修や大学でのテキストとしてだけでなく、独学で習得したい人にもおすすめできる。(戸田啓介)
あらゆる部門の管理者に方にお薦め
仕事柄、財務分析に関する本は何冊も読んだが、この1冊を超える本にはなかなか会えない。この本の価値は、商品紹介「企業財務は専門職だ」に示唆されるような専門家向けの専門書ではなく、企業経営に関わるあらゆる部門の管理者のために書かれているところにある。それは本書冒頭で語られる一節「財務分析は投資家や銀行等様々な関係者にとって重要な技能であるが、企業内部ほどこの技能が必要とされることはない」によく表れている。財務数値には事業方針、生産技術、在庫・信用管理など企業の実態が反映されており、ラインのマネージャーにとって財務分析は会社の問題把握、改善策の処方、財務的重要性の予想等に資することから重要となることが具体的に説明される。財務指標の効果的利用法(経験則、業界ベンチマーク、時系列変化)、持続的成長可能性と財務政策、割引現在価値法、埋没原価、リスクを織り込んだ投資評価、事業価値判断と包括的な内容が簡潔に纏められている。あらゆる部門の管理者に方にお薦めできる1冊。
ファイナンスの本を1冊選ぶとしたらこの本
ハーバードではありませんが、ビジネススクールでファイナンスを
主専攻にして渡された本がこの本でした。
出合ってってからもう10年以上経ちますが、ファイナンスの本を
紹介して欲しいと相談を受けたら今でも迷わずこれを勧めます。
名著です。
最簡・最良のコーポレート・ファイナンスのテキスト
ハーバードの教科書に使われていたということから、さぞかし難しいのかと思われるが、そんなことはない。コーポレート・ファイナンスの領域における論点を、ほぼ網羅しており、まずはコーポレートファイナンスの領域を確認したいという方、再度全体像を確認したい方には向いていると思われる。非常に平易に書かれており、日本語訳にも違和感はない。
コーポレート・ファイナンスの最初の一冊としてお勧めできる。
記述は平易で読みやすいが、コーポレート・ファイナンスの論点をほぼほぼ網羅
ハーバードの教科書に使われていたということから、さぞかし難しいのかと思われるが、そんなことはない。コーポレート・ファイナンスの領域における論点を、ほぼ網羅しており、まずはコーポレートファイナンスの領域を確認したいという方、再度全体像を確認したい方には向いていると思われる。非常に平易に書かれており、日本語訳にも違和感はない。
コーポレート・ファイナンスの最初の一冊としてお勧めできる。
面白くためになります
知的好奇心のある人にとって、とてつもなく面白い本だと思います。経営陣でないとし
ても、会社である程度の規模のプロジェクトに参加し出したら、お金のことも理解でき
る方が良いと思いますので、この本での勉強を強くお勧めします。
なお、僕はエンジニアでまとなファイナンスの本はこれがはじめてでしたが充分理解で
きたと思います。特に、理解度をチェックできる章末の練習問題が自習を助けてくれる
と思いますし、じっくり腰を落ち着かせて勉強する気のある人にはとてもよいと思いま
す。
生産マネジメント入門〈1〉生産システム編 (マネジメント・テキスト)
/ 日本経済新聞社 / 日本経済新聞社 /
今、日本に求められているもの!
本書は、製造企業の中核機能である生産・開発といった、いわゆる「もの造り」の諸活動が、トータルシステムとしてどのような筋道でその企業の競争力に影響を与えるのか、その基本ロジックを明らかにすることである。
これを展開するにあたって、本書の第一の目的は、製造企業の生産活動と製品開発活動を、バラバラにではなく、一体となって「競争力」(顧客にとっての商品の魅力度)を生み出す「トータルシステム」として説明することを試みる。それは、製造業の製品開発、生産、販売、さらには商品を買った人の消費活動など、顧客にとっての価値が生み出される全体プロセスを、「広義の情報」というコンセプトで一貫して説明しよう、という試みである。このように考えることによって、生産活動・製品開発活動はサブシステムとして位置づけられるようになる。第二に、本書は、サブシステムとして位置づけられた生産活動に分析の焦点を当てる。具体的には、トータルシステムの競争力につながる生産活動の中心的局面、QCDF(品質・コスト・納期・フレキシビリティ)とは何か、それはどのようなものか、に言及することになる。
近代生産システムは、位置的には市場から最も遠い場所に位置づけられるが、理論としては、われわれが想像している以上に市場への適合を考慮しているかもしれない、そんな感想を抱く。市場への適合を考慮する科学としてマーケティングがあるが、市場の変化が激しい今日、マーケティングだけでなく生産システムの側面においても、多様性への対応という視点から理論化が進んでいるのである。それにも関わらず、実際の側面でこれらの理論がどこまで応用されているか、甚だ疑問である。近代的生産システムが展開されている実際的側面の事例として自動車産業が挙げられているが、こうした理論が他の産業でも応用され、その産業においてマーケティングと融合していくことによって、強力な競争力を得ることができるのではないか、と考えられるのである。
ビジネススクール仕込みの本格テキスト
アメリカのビジネススクールのテキストは、そのテーマの研究について余すところなく触れているというものである。そんなことで、たいていは20章以上になり、カバンに入れると腕が抜けそうなぐらい重い。一方、日本でのテキストといえば、そういうタイプはほとんどなく、どことなく自説ばっかりであったり、どことなく説明不足であったりで、あまりディシプリンの標準を目指そうというものではない、という印象がある。
本書は、著者がハーバードビジネススクールの卒業生であるからだろうか、アメリカ流の本格的テキストである。しかも、帯の宣言どおり、文系にもわかる生産管理の入門書である。納期、工程管理では必要かもしれないが、少々小難しい技術的な解説があったりするが。おそらくしばらくの間この分野の標準となるだろう。日本企業の事例(それは筆者が自動車産業の専門家であるからだろうが)にそこかしこで触れているのに、どことなくアメリカ的な解説が、本書のテキスト的な特徴を高めている。
それにしても、いつも感心するのは、著者の描く図表である。いったい、どうやって書いているのか、と思うほど大量で、それぞれが驚くほど細かい。図7.9にいたっては、板書するだけで1時間半の講義が終わってしまいそうだ。東大の授業で使っているというが、著者は大体早口だが、それでも本当に全部講義しているのかと思うと驚愕である。著者の一連の成果は本当にすごいが、これが2年で改定されるかと思うと、恐ろしい。
読めばなるほど。
私は某自動車メーカーに勤務している。
この類いの本は,入社直後に読んだ大野耐一の「トヨタ生産システム」以来だ。
この本も,自動車産業をモデルにしているケースが多い。ロウ・テクだ,先がない,などと言われつつも,その幅広い裾野を考えると「基幹産業」といわざるを得ないからか?
さて,この本,サラッと読み流すのは困難だろう。しかし,一通り読むことで,「生産」の流れがひととおりわかるだろう。これから学ぼうとするものには概要を教えてくれ,経験者には「わかっているけど文章にできなかった」ことが書いてある,と思わせるだろう。「生産」というヒト・モノ・カネそれに情報が複雑に入り組んだ活動に携わる/携わろうとしている者にとって,ひとつの回答となり得る本だと思う。
バランスよくまとめられ現場管理者にも必読の書である
著者のこれまでの研究成果をバランス良く体系化した書である。入門編とあるが実務運営者にはわかりやすく書かれているので現場管理者、製造関係に従事する人にとっては1読の価値がある
CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント
/ 中経出版 / 中経出版 /
お金を出すほどのことは書いていない
PMを育てるに当たり、色々物色していた際に出会った一冊です。
図解やイラストが多く、PM初心者に向いているかと思い購入して読んでみましたが
お金を払って手に入れてまで読むほどの内容は皆無でちょっと損した気がしました。
著者も書いておられますが「仕事のできる親方なら誰でも知っていること」止まりの内容です。
この本につぎ込むお金と時間があるなら、もう数千円プラスして「できる人」と呑みにでも行って
ノウハウを盗み出すほうが得るものは大きいと思います。
コミュニケーションも取れますしね。
他のレビュアーの評価が高いことから、
私の読解力のなさが行間や紙背に込められた奥深さをくみ取れなかったのではないかと思い
著者が取締役を務めておられる会社主催のセミナーにも参加しましたが、
熱意のあまりに滑舌がはっきりせず、感情にまかせて声を張り上げる有様で
また、本書の内容をなぞるだけの微妙なセミナーでした。
購入を考えておられる方がおられましたら、ゴールコンサルティングの村上悟氏の著書か
TOC or CCPMの翻訳本の方をオススメします。
成功しかつ人に優しいマネジメント
システムのプロジェクトで進捗の遅れは日常茶飯事なのに、
どうして建設や工事などは、期日通り仕上がるのだろうと不思議でした。
秘訣は「親方バッファ」にあったのですね。
プロジェクトのメンバーにはサバをよませず、工程のバッファは親方が管理する。
一見メンバーにゆとりのない、無理を強いるマネジメントかと思いましたが、
むしろ逆で、メンバーが全力を尽くし、生じた遅れは親方が調整する。
とても人に優しいマネジメントだと思います。
挿絵などがあり、一見軽そうな中身ですが、
人間の心理を深くついた記述に納得しきりでした。
私にとってTOCに本腰を入れさせてくれた一冊。
発売当時書店で平済みにされ、「目標を突破する」というタイトルに目を引かれ思わず手にとってプロフィールをみたところ、なんと勤務先の取引先の方であるというウソのような偶然!
しかもそれまで、自分自身では独学でTOCをやってみてそれなりの成果が出ていたものの、何かもう一つブレイクスルーがほしいところに現れたのが本書でした。
TOCはロジックを追求するせいか、どうしても他書も論理的なところが前面に出て読みにくい本が多いのですが、これは岸良さんらしく極めて平易な言葉が用いられていたので、それまで抱えていたいくつかの疑問が解決されました。
この本をきっかけに自分自身のマネジメントの軸ができたことは、自分にとって大きな財産の一つといえます。
読んで楽しくなる本です
人を大切に、団結して、いい仕事をを成し遂げる・・・
その方法をわかりやすく教えてくれる1冊だと思いました。
プロジェクトの大小、種類に関係なく応用できると思います。
それは、この本が人に注目して書かれているからです。
普通は悪いとされる「サバを読む」という行為も
責任感の強い人におこる、むしろ良い行為ととらえているのが面白かったです。
ただ、それが隠れて行われることで不信感がうまれ、
やがてプロジェクトに支障がでるのですね。
その解決法もわかりやすく書かれていて参考になりました。
プロジェクトがいつも殺伐としてしまうという方にオススメです。
何事も人と人のつながり。
読んで楽しくなる本です。
人間はリソースではない
本書の至る所で、「タスクを行うのは人間である」と繰り返し述べられている。
それはたしかにそうだろう。
しかしながら、
本書でいうところの「人間」は、プロジェクトマネージャーのことのみを指し、
現場で悲鳴をあげている一担当者は単なる「リソース」として扱われている。
「サバよみ虫」は害虫だそうだが、「それは事実だろうか?」。
プロマネのさじ加減一つでコントロールされる一担当者は、
コントロールされることを快く思うだろうか?
「サバをよむ」のは、いわば、現場における自衛手段である。
それを諸悪の根源であるとする大前提は、非常に不愉快だった。
「人間=リソース」という考え方は、人間の尊厳を無視した暴論でしかない。
ついでにいうと、著者は、わざわざ本文の中で、自著を自画自賛・大絶賛しているが、
あまりにもしつこくて、鼻につく。悪趣味としかいいようがない。
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