マネジメントの本・書籍
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マネジメント
「決める」マネジメント――人を活かす職場をつくる
/ 英治出版 / 英治出版 /
一風変わったマネジメント論
最近の新人教育は本当に難しい。どうも当人は、会社(上司)というものは自分をキャリアアップに導いてくれると考えているのだろうか? 「あ・うんの呼吸」などはとてもアテにできないし、従来のロジックがほとんど通用しないと考えて対応した方が間違いないと思う。本書は「決める」ことの重要性を一生懸命に説いており、そうすることでブレない組織やチームメンバーの育成を奨励している。「マネージャー」というのは「役割」の一つであるという説明は説得力があり、方針や価値観を明確することと、それに沿った行動を取ったメンバーを褒めることが、最も安心感のあるマネジメントであることを明らかにしている。確かに私の部下のアンケートによれば、「指示が明確である」ことをとても重要視しているフシがあり、現代のマネジメントはやはり、マネージャーがどんどん決めて、部下に指示・徹底していくスタイルが、組織にとっても部下にとってもスムーズに進む方策なのかもしれない。でも部下も将来マネージャーになっていく訳で、彼らが全く考えないで仕事を進めることには、少々不安を感じるところである。
現在のマネジャーに大きなレバレッジを提示している
現在のビジネス環境に合致するマネジメントの原則を非常にわかりやすく示していると思いました。「従来のマネジメントを変えろ」「古いマネジメントは通用しない」と言いながら抽象論で終わる人はたくさんいますが、この本は違います。「なぜこれまでのマネジメント原則が通用しないのか」をここまで具体的な論拠で述べた本はないと思います。
真骨頂は、「方針を示す」ことをテコに、今の悩ましいミドルの状況を打開するための具体的なステップやコツを示しているところです。読んでいて一見当たり前に見えますが、今のマネジャーに最も必要なことを提示しています。
『リフレクティブ・マネジャー』『経営の未来』と合わせて読むと今の時代に必要なマネジメントがより奥行きを持って見えてくると思います。
平易な文体ですが、内容は深く、実践的です。部下を持って悩んだことのある方は、何をどう変えればよいか、多くのヒントが見つかると思います。
実践できるヒントが満載
マネジメントの役割をマトリクスを使用し説明したうえで、
実践するための手法やコツが捉えやすく書かれており、
内容の深さに反して、読みやすく感じた。
また、「「やった方がいい」ことはやらなくていい」、「「ヒト」ではなく「コト」を褒める」など
印象的なフレーズや、具体的な記述が多いため、頭で理解するだけでなく、すぐに実践に取り入れやすい。
私自身、マネジメントに携わるものとして、
現在抱えている課題に真摯に向き合い、自分の方針を決め、取り組んでいこうと思える良書であった。
自分自身のマネジメントにも
この本は、会社組織における中間管理職向けのマネジメントについて書かれた本である。
しかし、個人レベルで日々自分自身をマネジメントしていくという使い方にも適応が可能だと思う。
読んでいて、「腑に落ちる」というのはもちろんのこと、ただそれだけではなく、実際に使える、試せる手法が、具体的に示してあるという意味においても役立つ本だと思う。
各章末に、まとめとして示してある図は、ここだけコピーして手帳に貼るなどの使い方も役に立ちそう。
大企業サラリーマンは必見!!
私も含めて多くの人が企業戦士として、サラリーをもらって生活を営んでいる。
人と関わらずにできる仕事など存在しない中、特に自組織内でのコミュニケーションが重要となる。
この本は、マネジメント業務に携わる人もそうでない人も、物事の判断軸として、優先順位付けとして、
読むべきであると思う。
多くの人が立ち止まると本書にもあるが、立ち止まらなくてもいいように先人の経験を活かすことは
できないだろうか。
頭で理解していても、実際にこの本の中で語られている場面に遭遇したら同じ失敗をしてしまうことは
往々にしてあるだろう。でも分かっているつもりで失敗することと、知らなくて時間を浪費し、
また組織が不活性な状態になるのであれば、知っておかないといけないことだと思う。
文章は簡単だが重みのある内容。
バイブルとして購入すべき名作に久しぶりに出会えた。
この本は、全ての企業において、管理者研修で用いるべきだ。
ベンダー・マネジメントの極意―プロジェクトを成功に導く外注管理
/ 日経BP社 / 日経BP社 /
外注管理こそがプロジェクトマネージメント
ITベンダーが外注管理で直面している問題を解決する為の指南書。著者の
豊富な経験に基づき、外注管理スキルの解説が丁寧にされると共に、外注化
戦略の重要性が強調されています。
特に参考になりそうな記述は以下の5点。
1品質管理手法
外注においては、マイルストーンごとの成果品レビュー、テストプランやテ
スト報告書のレビュー、フェーズ移行の承認プロセスでいかに品質管理を効
率的に行うかという点が特に重要となる。
2契約書の注意点
契約書で火種となりやすい箇所は、1)作業範囲と役割分担、2)仕様の確定方法
と仕様の解釈、3)進捗の査定方法と合意条件、4)仕様変更と追加費用の負担、
5)成果品の検収基準、6)問題発生時の責任範囲、である。
3実施フェイズでのリスク管理
「共同での問題解決にはサブベンダーからの問題開示が前提である」ことを
初期段階で繰り返し訴えること、そして、プライムベンダーとしてどこまで
踏み込んでやるか、サブベンダーにはどこを任せるかを押えることがポイント。
4変更管理
変更の要求、受理、審査、承認のフローの窓口を一本化し、それをマニュアル
でルール化することが肝。
5コスト管理
プロジェクトのメンバー一人一人がコスト管理の当事者となること、サブベン
ダーのコスト引き締めだけではなく、自社の内部業務の効率化に注意が必要。
外注管理がプロジェクトマネージメントの中核であることを改めて認識させて
くれる本です。
まさに“極意”が詰まっている
外注プロセスに沿って一通り網羅された内容で、各シーンで行うべき事柄が微に入り細に入り解説されています。自分が実務で曖昧にしたり全く気にしていなかった事等が指摘されていて、プロの視点に唸らされました。筆者のプロ魂が感じられ、仕事に対する自分の姿勢も少し変わりそうです。
タイトルには「ベンダー・マネジメント」とあるけれど、社内プロジェクトなどでマネジメントが必要な人にも役立つ、ある意味普遍的な内容だと思います。
裁判に備えて
訴訟プロセスが興味深い。実体験に裏打ちされている内容で、日本ではここまで触れている本はほとんど見られない。「弁護士を選ぶのも外注選定と同じ」、「PMは証拠集めを行っている」とは言いえて妙である。裁判沙汰にはなりたくないが、不幸にも巻き込まれてしまったら本書の内容を実践したい。
実務的な本です!
これまでいろいろな外注さんと一緒に仕事をしてきたが、それなりに大過なくやってこれた。だからといって自信を持って自分のやり方がいいとも言い切れなかったので、自分のマネジメント方法を検証するのに役に立つのではないかと思いこの本を読んでみた。読み進めていくと、これまでの自分が如何に場当たり的なマネジメントのやり方をしていたか痛感させられた。これまで自分ではうまくやっていたと思っていた事が、実は失敗と紙一重ところにいたのではないかと思う。「実録:外注管理の失敗プロジェクト」の事例も、ひとつ間違えれば自分も同じ状況に陥ったのではないかと思い当たるところもありぞっとさせられた。本書では外注さんと付き合う前から取引の終わりまで、順を追って丁寧に解説されているので、実業務への適用もイメージしやすいのと思う。この先ベンダーマネジメントを失敗させないために本書を活用したい。
上司にも薦めたい1冊です
ベンダー・マネジメントに関する書籍を探していて、
最近の発行ということで選んだのですが、読んで驚きました。
ベンダー・マネジメントの実践ガイドブックであると同時に、
プロジェクト・マネジメントの指南書としても活用できる内容で、お得です。
「性善説ではマネジメントはできない。性悪説で事に当たれ」とのメッセージは強烈。
実際の現場で苦労しているプロジェクト・マネジャーなら身に沁みて分かるはず。
国内ベンダーの管理でさえてこずっているのに、「やっぱりオフショア開発か」などと
言いたがる先輩や上司にも是非薦めたい1冊です。
メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験III種(セルフケアコース)重要ポイント&問題集
/ 日本能率協会マネジメントセンター / 日本能率協会マネジメントセンター /
検定合格には、あったほうがBetter!
大阪商工会議所・メンタルヘルス・マネジメント検定3種の問題集です。
重要ポイントは、公式テキストより、まとまっていて分かりやすいです。
チェックペン & チェックシートを使えば、重要ポイントを速攻で「習得」「おさらい」できます。
ただ、説明等については、やはり公式テキストの方が充実していますので、
学習用ではなく、あくまで「チェック」「まとめ」「おさらい」用です。
問題集については、問題量が少なく「不足気味」だとおもいますが、
本試験への模擬演習として使うほか、出題論点を知る意味でも、有効です。
これがなくても、落ち着いてやれば、本試験合格は可能です。
しかし、なかなか、そうはうまくいかないのが「人間」。(笑)
変に自信過剰になるくらいなら、本書で復習、問題演習をやって、本試験に臨んだほうがBetterだと思います。
「公式テキストでの学習」プラス「本書での復習」で、「検定合格は、より確実!」になります。
こちらがおすすめ
本家本元の版よりJMAM版のほうが問題集もついて廉価でお勧め。検定試験III種は簡単なはずなのだが、いざ問題を解いてみると知識の曖昧さを自覚しトホホ。これで受かるのだろーか。試験は11月1日(日)だ。今ならまだ間に合う。がーっと勉強して皆で合格しよう。と、資格ゲット狙いもさることながら、本当に現場対応に生かすのなら、各章でいくつか事例を紹介してくれると本書の内容が生き生きするのではないだろうか。
人材開発マネジメントブック―学習が企業を強くする
/ 日本経済新聞出版社 / 日本経済新聞出版社 /
すべての企業人に
人材開発担当者はもちろん、人材開発に関心のある全ての方に読んでいただきたい。著者の長年のノウハウと知見がぎっちりつめこまれており、大変良心的な本だと思う。理論と実践どちらの視点で読んでも、きわめて納得性が高い。今まで、ここまで体系的に人材開発を真正面から取り上げた本はなかったと思う。画期的な著書である。
「人材開発なんてまだ先…」と思っている経営者におすすめ。
会社を発展させるにはどうしたらいいか?経営者は昼夜を問わずこのことを考えているものです。私も含め多くの中小企業の経営者はいかにうまく商売を成立させてゆけるかを考えている時間が多いと思います。いかなる商品か?マーケットは?値決めは?などと…。本書はそんな経営者に別の角度で自らの事業をとらえるヒントを提示してくれています。「人材開発」という切り口で経営を考えてみると、日々思いを巡らせていた商売のことであっても、「人」を通してディテールを踏まえた視点で解に導かれるかもしれません。「人材開発なんてまだ先…」とお考えの経営者にも、私の感じたことを共感してもらえるかもしれません。
学問としてだけでなく、実践からの視点も盛り込まれている
タイトルを見ると、人事部がどう研修プログラムを組むのか、という内容に見えるかもしれない。実際、第2部「人材開発の実践」は、筆者が過去、さまざまな企業で実施してきた経験があるからこそいえる研修計画づくりが解説されている。
だが、本書は単なる研修プログラムづくりの本ではない。それは、背景に学説や企業家の体験を元にした理論が存在するからだ。それが第1部「人材開発の理論」である。第1部は、第2部と違い、海外企業と日本企業のHRMに対するコンセプトから学習理論、キャリア開発など、HRMを考えるときに避けて通れない基本的事項を網羅している。
ビジネス書というよりは、専門書(大学の先生が書いたものではなくても、ここまで体系立っていれば、十分に専門書だと思う)に近いので、少し難しいかもしれない。また、人事部とかに所属してなければ、興味を持てないかもしれない。だが、会社がどのような目的でHRMを行っているのか、経営者なら人材をどう活かすべきか、といった視点を養うには最適である。
アカデミズムと実務の両立
この本の前半は、人材、組織開発にまつわる名著のサマリーだ。とはいえ、たんなる要約ではない。著者の思想が反映された、研究論文によくある「リテラチャーレビュー」として十分通じる内容だ。とはいえ、研究論文ではない。語り口といいうか、文書は非常に平易。確立された理論が、むしろ実務のマネージャー(人事だけではない)が「うんうん」とうなづけるような内容に仕立て上げられている。
なんだ、全篇通して理論やコンセプトかというとそうではない。後段は、むしろ実務者として研修を企画、運営する人間にはありがたくなるようなノウハウを提供している。やった人にしかわからない、細かいところも含めて、かなり参考になる。
個人的には「メタ」という考え方を人材開発に取り入れているところが秀逸。実際自分自身が、メタ認知こそ「大人」「よくできたマネージャ」の基本だと思っており、むしろ「やられた!(先に書かれた!)」という感覚に近い。
欲を言えば、筆者も補講で触れているが、人材開発だけでなく組織開発にも触れてほしかった。ビジネス本であるから、個人(人材)は常に組織に在る「人在組織」だ。とすると、組織という単位での開発にふれざるを得ないはずである。。。まぁそうすると、アインシュタインも夢見た統一場理論のように話は膨らむばかりだから、読者視点で考えれば人材開発にフォーカスされておりこれでよいのかと思う。
とはいえ、この本のタイトルだと人事関係者、研修担当者や運営会社、コンサルタントのネタ本になって、それ以上の読者に広がらない。前半だけとれば、むしろ経営者、中間管理職にこそ参考になるというのに・・・。
比類なき名著!
著者は日本屈指のビジネススクールでオーガニゼーション・ラーニングの責任者として数多くの人材育成・組織開発に携わった、その分野では第一人者。現在は企業の人材育成部門と研修講師とをネット上でマッチングさせる斬新なビジネスを展開している。本著は人材開発理論(経営・人事企画部門向け)と、人材育成実践法(人材教育部門向け)について書かれているが、私(人事コンサルタント)的には後者が強く印象に残った。すぐに活用できる実践的なノウハウがきっしりと詰まっており、企業や現場で人材育成に関わる方には、是非一読をお奨めしたい。非常にコストパフォーマンスが高い一冊。
CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント
/ 中経出版 / 中経出版 /
工期短縮の重要性
「進捗率」ではなく、「あと何日」で管理する手法は、前から実践しているが、結構有効。「遅れ」は伝播するが、「進み」は伝播しない。という、当たり前の事実を気づかせてくれる本。その為に、書くタスクのサバを取り除き、プロジェクトバッファとすることで、「進み」の伝播を狙い、「遅れ」の報告を促し、リソースの無駄を排除するという手法。
TOCクリティカルチェーンをわかり易く説く
著者は日本ではNO1の土木工事積算パッケージ『Gaia』開発元であるビーイングの取締役であり、日本TOC推進協議会理事。
元京セラでマーケティングを極めた後、低迷している土木・建設業界の再生の為、ヘッドハンティングされ現在に至っている。
オールカラーで絵もあり非常に読み易い本。
カバーページの裏にこの本のODSCが書かれている。
(とっても親近感を覚えました)
TOCのクリティカルチェーンを基本においた人間系(ここがミソ)のプロジェクトマネジメントを紹介している。
プロジェクトを成功させる為のパワフルな言葉として
「目的はなんですか?」
「成果物はなんですか?」
「成功基準はなんですか?」
「この直前に行うことはなんですか?」
「本当にギリギリの納期ですか?」
「あと何日かかる?」
「もし、問題があるとしたら何があるか?」
「それは事実ですか?」
「それはなぜですか?」
を紹介している。
ビーイングでのソフトウエア開発への導入事例なども非常に興味深い。
お金を出すほどのことは書いていない
PMを育てるに当たり、色々物色していた際に出会った一冊です。
図解やイラストが多く、PM初心者に向いているかと思い購入して読んでみましたが
お金を払って手に入れてまで読むほどの内容は皆無でちょっと損した気がしました。
著者も書いておられますが「仕事のできる親方なら誰でも知っていること」止まりの内容です。
この本につぎ込むお金と時間があるなら、もう数千円プラスして「できる人」と呑みにでも行って
ノウハウを盗み出すほうが得るものは大きいと思います。
コミュニケーションも取れますしね。
他のレビュアーの評価が高いことから、
私の読解力のなさが行間や紙背に込められた奥深さをくみ取れなかったのではないかと思い
著者が取締役を務めておられる会社主催のセミナーにも参加しましたが、
熱意のあまりに滑舌がはっきりせず、感情にまかせて声を張り上げる有様で
また、本書の内容をなぞるだけの微妙なセミナーでした。
購入を考えておられる方がおられましたら、ゴールコンサルティングの村上悟氏の著書か
TOC or CCPMの翻訳本の方をオススメします。
成功しかつ人に優しいマネジメント
システムのプロジェクトで進捗の遅れは日常茶飯事なのに、
どうして建設や工事などは、期日通り仕上がるのだろうと不思議でした。
秘訣は「親方バッファ」にあったのですね。
プロジェクトのメンバーにはサバをよませず、工程のバッファは親方が管理する。
一見メンバーにゆとりのない、無理を強いるマネジメントかと思いましたが、
むしろ逆で、メンバーが全力を尽くし、生じた遅れは親方が調整する。
とても人に優しいマネジメントだと思います。
挿絵などがあり、一見軽そうな中身ですが、
人間の心理を深くついた記述に納得しきりでした。
私にとってTOCに本腰を入れさせてくれた一冊。
発売当時書店で平済みにされ、「目標を突破する」というタイトルに目を引かれ思わず手にとってプロフィールをみたところ、なんと勤務先の取引先の方であるというウソのような偶然!
しかもそれまで、自分自身では独学でTOCをやってみてそれなりの成果が出ていたものの、何かもう一つブレイクスルーがほしいところに現れたのが本書でした。
TOCはロジックを追求するせいか、どうしても他書も論理的なところが前面に出て読みにくい本が多いのですが、これは岸良さんらしく極めて平易な言葉が用いられていたので、それまで抱えていたいくつかの疑問が解決されました。
この本をきっかけに自分自身のマネジメントの軸ができたことは、自分にとって大きな財産の一つといえます。
コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版
/ Pearson Education Japan for JP / Pearson Education Japan for JP / 恩藏 直人 /
これ一冊でいい。
マーケティングに関して、基本的にこれ一冊でいい。
世の中に出ているほとんどのマーケティング関連の書籍は
この本の内容を切り貼りしているだけ。
ただ、1000頁ちかい大著だけに、躊躇すると思います。
しかも、それなりに読みこなす時間と多少の能力も
要求されます。
しかし、オンラインでビジネスをしている人にかかわらず
こういった、他人が読まない本を読みこんでこそ
差がつくのです。
下手なコンサル(私を含め)なんかよりも
よっぽど効きます。
今度のフィリップ・コトラーさんは完全カラーだ!
こちらをご覧の方は、もうすでにフィリップ・コトラーが誰で、『マーケティング・マネジメント』という書物がどのような本かは十分にご存じのことかと思います。
本書『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版』は、今までフィリップ・コトラー氏が改訂を続けてきた『マーケティング・マネジメント』に初めて共著として、ケビン・レーン・ケラー氏が参加したものです。
ケビン・レーン・ケラー氏は、ダートマス大学タック経営大学院の教授で、日本では『戦略的ブランド・マネジメント』『ケラーの戦略的ブランディング』(共に東急エージェンシー)などの著作が出ています。『戦略的ブランド・マネジメント』は、ブランド・エクイティの構築・測定・管理など、ブランドについて幅広く、深く、あらゆることが網羅され、体系化された書物であり、本書を監修された恩蔵直人氏が翻訳されているものです。ちなみに私は同書の冒頭25Pの「ブランディングはロケット科学ではない」という見出しが好きなのですが、本文を村上春樹風に翻訳して欲しかったなぁ。ちなみに、『ケラーの戦略的ブランディング』は、『戦略的ブランド・マネジメント』の第2版のうち、主要な部分が抜粋されて翻訳されたものです。
さて、『マーケティング・マネジメント』ですが、私の書棚には、第7版とミレニアム版と呼ばれている第10版、そしてこの第12版の3冊があります。日本語版としては、このほかに初版と3版が翻訳されています。第7版から第10版への変更では、サイズがふた回りほど大きくなり、組が縦組みから横組みに変更。監修も慶応大学の村田昭治教授から早稲田大学の恩蔵直人教授へとバトンタッチされ、大幅なイメージチェンジがありました。
この第12版では、サイズはほぼ同じで、監修も引き続き早稲田大学の恩蔵直人教授ですが全ページカラーとなったことで、中で紹介される広告クリエイティブなどがグラフィカルになり、翻訳もさらに判りやすくなりました。カラーの広告とそのキャプションが加わっただけで、事例がグッと楽しく読めるようになったから不思議。ケビン・レーン・ケラー氏が参加したことで、第9章「ブランド・エクイティの創出」が加えられ、第10章「ブランド・ポジショニングの設定」もブランド視点が強化されています。
現代のマーケティングは、ブランドへの配慮なくして成功の果実を得ることができないのは間違いなく、その意味では共著者として、ケビン・レーン・ケラー氏が加わったのはとても心強いと思います。
新たな事例も加えられたので、これを機会に読み直されるのもよいかと思います。
マーケティングを勉強する方、仕事でマーケティングに携わるすべての方におすすめです。
一見分厚くて堅そうだけれど、まずは軽い気持ちで読み始めてみてはいかがですか。
高齢者のための栄養ケア・マネジメント事例集―施設別栄養ケア計画書作成事例50
/ 日本医療企画 / 日本医療企画 /
複雑な事例も多く、役立ちます
管理栄養士になってまだ日が浅いため、正直、
計画書をどのように書いたらいいのか、よくわからずにいました。
この本は、計画書の事例がたくさんのっていて、とても役に立ちました。
患者さんの症例に近い事例をさがし、参考にしています。
糖尿病による合併症や緩和ケアなど、複雑な事例も入っているので
読むだけでも勉強になると思います。
対訳ISO9001:2008品質マネジメントの国際規格 ポケット版 (Management System ISO SERIES)
/ 日本規格協会 / 日本規格協会 / 日本規格協会 /
『迷ったら原文』の必携本
私自身がISO9001/2008の監査員ですが、JIS Q9001の条文の解釈で『迷ったら原文』という鉄則で良く使っています。
特に、"recommendation"の訳などは、Q2000では『助言』(大誤訳)、Q2008では『提言』などと迷走しているのに
14001系では一貫して『勧告』になっている点など、JIS版はどうも怪しいところが多い(資格取得時に【要注意】と
言われた)ので、アレっと思ったらまず引いてみる、という習慣をつけると、監査員には頼もしい必携本になります。
ただし、シッカリした英英辞典も同時に参照するのが良いですね。または、技術系の英和辞典とか。
カタカナ語がJIS規格にそのまま載っているので、まず原文を当たって、英英辞典で確認。JISブックには自分で注釈
を入れる。そんなことを繰り返すと、規格を【使う】のが上手になっていくと思います。私自身は英語が大の苦手
ではありますが、非常に便利です。
ただし、ポケット版なので文字が見難い(老眼…)のが難点と言えば難点。実際の監査時に、現地で持ち歩くことは
あまりないと思うので、もう少し大判になっても良いから読みやすさを考えて星ひとつ減点しておきます。
良くも悪くも準拠資料
良くも悪くも 訳をする際に準拠する必要性があるために必要です。
もしこの規格について知りたい場合は もう少し詳しく解説したものをお勧めします。
対訳は、英語を理解するのに役立つようにお願いします。
対訳は、英語を理解するのに役立つようにお願いします。
なるべく日本語の表現に徹していると分かり易いかもしれません。
英語をカタカナ読みにした単語はできれば使わないで欲しいと思います。
対訳が必要な人には、カタカナ語だと意味が分からないかもしれません。
管理規格は、文化依存性がある可能性があります。
文化依存性を確認する意味で、日本の文化に依存した訳になっていると有難いです。
行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論
/ 日本経済新聞出版社 / 日本経済新聞出版社 /
行動を他者から変えられる、自ら変える
行動分析学という学問分野は、比較的新しく心理学のB・F・スキナーが打ち立てた心理学の体系だ、と紹介がある。企業合併後のHR担当者が登場するストーリー仕立てとその解説という論述方法である。ストーリーは好子(こうし)や嫌子(けんし)の強化あるいは弱化というような手法の混合した使用法が中心となる(p.55)。効果の出る行動制御の解説と言って良いかも知れない。330ページ余りを全17章構成にしてあるので、各章単位に読みやすい構成。
入念なのは、第6,7,8章で取り上げた「教える」と「導く」の違いを知ることにもなる、「新しい行動を習得するための鍵となる手法」(p.176)の解説だ。これには、(1)教示、(2)モデリング、(3)身体的誘導、(4)シェイピング、(5)チェイニングの五つがある。前の三つが教えるに、後の二つが導くに関係する。シェイピングは小目標での成功体験を形作り、チェイニングは目標達成に向けた連鎖する行動を逆順に体験することで未経験の達成感を早取りしようとする方法である。いずれにせよ、行動観としては「随伴性」という行動直後の状況の変化によって行動パターンを身につけて行くという手法である。ポイントは、60秒以内に何をどうできるかにかかっている、とする。
好子、嫌子という心に与える因子については、これらの持つダークサイドも論じておく必用があろう。たとえば、私達がある事件に巻き込まれた際に、無関係の者はどうなるのかという点など。なぜなら、それらは相手の発言や行為の直後に何らかの仕掛けとその後の行動への影響を前提にしているからである。同様の言説と行動の変更事例は、宮田加久子『無気力のメカニズム』にも紹介されていた。これは「コントロール感の喪失」を中心とした研究ではあるが、結果として同じような影響力を扱っている。
目次、章節。索引、なし。参考文献、ちょっぴりあり。ひも、あり。
あまりにも理想的
初めて行動分析学について書かれている本を読みましたが、内容は素晴らしいと思います。
ですが、お金の視点が欠けいるために理想論だと考えます。
現実には合併には待遇、給料の問題が付き物です。会社経営陣が高い日本の社会保険料を嫌って総人件費を押さえる対策を行っていた場合、サカモトはどんな行動を起こすのかが、私が一番興味のあるポイントです
また、著者の経歴を見る限り日本の九割を占める中小企業に関わった経験はなさそうです
次回作は賃金カットボーナス無しは当たり前のいい加減な経営者の元で社員の指導をするサカモトの姿を読みたいものです
マズローの欲求階層説の安全欲求を満たせていない者へのアプローチの仕方がこの本には欠けているため、星を減らしました
面白い!
ビジネスマンのだんなさんを持つ友人から勧められ、読んでみました。
友人のだんなさんが読み、友人も読んでみて、面白かった、と・・・。
もともとは会社における人事の話し、というか
会社において、みんなが働きやすい、いい環境を作るためには
どうしたらいいのか?ということが「行動分析学」だと私は本を読んで
思ったのですが、これ、本当に非常に面白かったです。
私もサカモトみたいな人に出会えば
もっと素直になれるかな?なんて思ったり(苦笑)。
これ、ビジネスマンとか会社の組織、人事向けのことばかりでなく、
誰もが読んでためになるいい本だと思いました。
というのも、誰もが家族、ご近所さん、パートやアルバイトでも仕事仲間がおり、
日々人間に囲まれて暮しているからです。
その上で、家族や周囲の人々、仕事仲間などをよい方向に持っていく、
導いて行くためのメソッドとして知っておくのはとてもいいことだ、と
思いました。
イラストもないし、硬い感じの表紙だし、もっと難しいのを想像していました。
が、おふざけやお笑い、イラストなど一切なくとも
とても分かりやすく、「分かってもらおう」という著者の意思が感じられる
好著だと思います。
オススメです。
すごく参考になるのだけれど
「やる気がない」「前向きではない」などの人に対する評価はその人がとる行動によって決定されます。
となると、課題は「やる気がない」ことなのではなくて「やる気がない」を引き起こす行動ということになり、その行動をいかに変えるかという視点から行動分析学をマネージメントに利用する際のいろんな事例を沿えて紹介しています。
ストリー仕立てで非常に読みやすく、なるほどと思うことも多くて参考になりますが、あまりにも単純化しすぎているような気がして、紹介されているようにうまくいくかは疑問です。また、実際に行動分析をしていなくても本能的にそのような行動をとっていることも多いと思います。
しかしながら、「好子」「嫌子」などの概念は行動分析学を全く知らなかった私には非常に新鮮で、そのようなことを意識してマネジメントを行うことは非常に重要だと感じました。
マネジメントに携わる方への行動分析学の入門書として適しているのではないでしょうか。
学術的なビジネス書だが分かりやすい
学問を一般向けに分かりやすくまとめる事ほど難しい事はありません。ビジネ
スで行動分析学に関心を持ち、著者の一人杉山尚子先生の
行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)を読みました。
そのレビューでも書いたのですが内容が教科書的でいまひとつおもしろくない。
対して本書は更に一般向け、読みやすいことを第1プライオリティとして書かれて
いるのでしょう。理論に事例の提示があり、読みやすく、楽しく行動分析学を学
ぶ事ができます。前者が概論テキストとすると後者(本書)はワークブックといった
位置付けになるのではないでしょうか。行動分析のおいしいところだけ使いたい
のであれば本書を、学問としての骨格まで見たいというのであれば「・・・入門」を
読んだらバランスが取れます。
行動分析学は日本では特別支援教育の方でばかり目を向けられているようですが、
海外ではビジネスへの応用に早くから着目されているそうです。まだ日本でビジ
ネスと行動分析学との距離はまだ広いようですが今後注目される分野なのではな
いでしょうか。人事マネジメント、組織改革に携わっている方であれば一度目を
通しておいてもいいと思いました。
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