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生産マネジメント入門〈1〉生産システム編 (マネジメント・テキスト) 生産マネジメント入門〈1〉生産システム編 (マネジメント・テキスト)
/ 日本経済新聞社 / 日本経済新聞社 /
今、日本に求められているもの!
 本書は、製造企業の中核機能である生産・開発といった、いわゆる「もの造り」の諸活動が、トータルシステムとしてどのような筋道でその企業の競争力に影響を与えるのか、その基本ロジックを明らかにすることである。
 これを展開するにあたって、本書の第一の目的は、製造企業の生産活動と製品開発活動を、バラバラにではなく、一体となって「競争力」(顧客にとっての商品の魅力度)を生み出す「トータルシステム」として説明することを試みる。それは、製造業の製品開発、生産、販売、さらには商品を買った人の消費活動など、顧客にとっての価値が生み出される全体プロセスを、「広義の情報」というコンセプトで一貫して説明しよう、という試みである。このように考えることによって、生産活動・製品開発活動はサブシステムとして位置づけられるようになる。第二に、本書は、サブシステムとして位置づけられた生産活動に分析の焦点を当てる。具体的には、トータルシステムの競争力につながる生産活動の中心的局面、QCDF(品質・コスト・納期・フレキシビリティ)とは何か、それはどのようなものか、に言及することになる。

近代生産システムは、位置的には市場から最も遠い場所に位置づけられるが、理論としては、われわれが想像している以上に市場への適合を考慮しているかもしれない、そんな感想を抱く。市場への適合を考慮する科学としてマーケティングがあるが、市場の変化が激しい今日、マーケティングだけでなく生産システムの側面においても、多様性への対応という視点から理論化が進んでいるのである。それにも関わらず、実際の側面でこれらの理論がどこまで応用されているか、甚だ疑問である。近代的生産システムが展開されている実際的側面の事例として自動車産業が挙げられているが、こうした理論が他の産業でも応用され、その産業においてマーケティングと融合していくことによって、強力な競争力を得ることができるのではないか、と考えられるのである。
ビジネススクール仕込みの本格テキスト
アメリカのビジネススクールのテキストは、そのテーマの研究について余すところなく触れているというものである。そんなことで、たいていは20章以上になり、カバンに入れると腕が抜けそうなぐらい重い。一方、日本でのテキストといえば、そういうタイプはほとんどなく、どことなく自説ばっかりであったり、どことなく説明不足であったりで、あまりディシプリンの標準を目指そうというものではない、という印象がある。

 本書は、著者がハーバードビジネススクールの卒業生であるからだろうか、アメリカ流の本格的テキストである。しかも、帯の宣言どおり、文系にもわかる生産管理の入門書である。納期、工程管理では必要かもしれないが、少々小難しい技術的な解説があったりするが。おそらくしばらくの間この分野の標準となるだろう。日本企業の事例(それは筆者が自動車産業の専門家であるからだろうが)にそこかしこで触れているのに、どことなくアメリカ的な解説が、本書のテキスト的な特徴を高めている。

 それにしても、いつも感心するのは、著者の描く図表である。いったい、どうやって書いているのか、と思うほど大量で、それぞれが驚くほど細かい。図7.9にいたっては、板書するだけで1時間半の講義が終わってしまいそうだ。東大の授業で使っているというが、著者は大体早口だが、それでも本当に全部講義しているのかと思うと驚愕である。著者の一連の成果は本当にすごいが、これが2年で改定されるかと思うと、恐ろしい。
読めばなるほど。
私は某自動車メーカーに勤務している。
この類いの本は,入社直後に読んだ大野耐一の「トヨタ生産システム」以来だ。
この本も,自動車産業をモデルにしているケースが多い。ロウ・テクだ,先がない,などと言われつつも,その幅広い裾野を考えると「基幹産業」といわざるを得ないからか?

さて,この本,サラッと読み流すのは困難だろう。しかし,一通り読むことで,「生産」の流れがひととおりわかるだろう。これから学ぼうとするものには概要を教えてくれ,経験者には「わかっているけど文章にできなかった」ことが書いてある,と思わせるだろう。「生産」というヒト・モノ・カネそれに情報が複雑に入り組んだ活動に携わる/携わろうとしている者にとって,ひとつの回答となり得る本だと思う。
バランスよくまとめられ現場管理者にも必読の書である
著者のこれまでの研究成果をバランス良く体系化した書である。入門編とあるが実務運営者にはわかりやすく書かれているので現場管理者、製造関係に従事する人にとっては1読の価値がある

新版 ファイナンシャル・マネジメント ― 企業財務の理論と実践 新版 ファイナンシャル・マネジメント ― 企業財務の理論と実践
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 / グロービス・マネジメント・インスティテュート /
   日本経済を取り巻く環境が激しく変化する中で、企業における財務管理の重要性が高まってきている。企業財務(コーポレートファイナンス)の知識は、今や企業経営に関わるすべての人にとって必須となってきているといっても過言ではないだろう。

   本書はアメリカMBAでも多く採用されているファイナンスの教科書の邦訳である。まず、第1部では損益計算書や貸借対照表といった財務諸表の見方からはじまり、そこからROE(株主資本利益率)などの企業業績指標を計算する方法や各指標の見方について説明している。そして第2部では財務予測の手法と計画策定の方法について、第3部では株式発行、社債発行などの資金調達の種類や選定の手法について述べている。最後に第4部では投資の評価やリスク分析の方法について説明している。

   このように本書はファイナンスの基本をほぼすべて網羅しているが、その特徴は、多くの事例を織り込んで大変わかりやすく書かれているという点にある。そして理論を述べるだけでなく、実際のケースに応用する際に留意すべき事項についても詳しく述べている。たとえば、ROEは多くの経営者が重視している指標の1つであるが、その問題点のいくつかを提起して、それを修正し評価する方法について紹介している。また、バランスの取れた「持続可能な成長」の方法について一章を設け、実際の成長がそれを上回った場合と下回った場合の対策についても述べている。

   原著の巻末に設けられている用語集が邦訳で省略されているのは残念であるが、各章末にはまとめと章末問題があり、巻末にその解答と解説が掲載されているので、理解度のチェックができるようになっている。

   このように本書は、会計やファイナンスの予備知識をほとんど持たない人でも、ファイナンスの基礎全般を学べるように工夫されている。企業研修や大学でのテキストとしてだけでなく、独学で習得したい人にもおすすめできる。(戸田啓介)
The book itself is worth buying
The book was in good condition and the contents, everything was OK. Not that expensive compared to other books in other stores. However, although the book has over 400 pages, it is only 20cm thick which means that it has a thin sheet. Usually this kind of books, especially from McGrew Hill's books are thick and huge. But this one might have been printed in other cheap places and paper is low-quality.
重要トピックの上手な説明
本書はNPV,IRR,EVA DCF法といったコーポレートファイナンスの重要トピックを順を追って、非常に分かりやすく説明してくれます。
ただし、個々のトピックは上手に説明されているのですが、各トピックの関連性やコーポレートファイナンスの全体像に関する説明までは(紙面の都合上か)十分に扱いきれていない印象があります。

本書の良い点は著者の財務戦略に対するスタンスが一貫していることです。「財務戦略はあくまで事業戦略の補助の位置にあるもの」「定量分析偏重の数字遊びには走らず、定性的な事項も検討して意思決定を行う必要ある」といったスタンスがどのトピックの説明でも一貫しています。
この一貫性が本書の読みやすさの一助となっているように思います。


付け加えれば、時折混じる著者のジョークも面白かったです。ウィットに富んだ教授の授業を聴講しているような感覚で楽しめました。
あらゆる部門の管理者に方にお薦め
仕事柄、財務分析に関する本は何冊も読んだが、この1冊を超える本にはなかなか会えない。この本の価値は、商品紹介「企業財務は専門職だ」に示唆されるような専門家向けの専門書ではなく、企業経営に関わるあらゆる部門の管理者のために書かれているところにある。それは本書冒頭で語られる一節「財務分析は投資家や銀行等様々な関係者にとって重要な技能であるが、企業内部ほどこの技能が必要とされることはない」によく表れている。財務数値には事業方針、生産技術、在庫・信用管理など企業の実態が反映されており、ラインのマネージャーにとって財務分析は会社の問題把握、改善策の処方、財務的重要性の予想等に資することから重要となることが具体的に説明される。財務指標の効果的利用法(経験則、業界ベンチマーク、時系列変化)、持続的成長可能性と財務政策、割引現在価値法、埋没原価、リスクを織り込んだ投資評価、事業価値判断と包括的な内容が簡潔に纏められている。あらゆる部門の管理者に方にお薦めできる1冊。
ファイナンスの本を1冊選ぶとしたらこの本
ハーバードではありませんが、ビジネススクールでファイナンスを
主専攻にして渡された本がこの本でした。
出合ってってからもう10年以上経ちますが、ファイナンスの本を
紹介して欲しいと相談を受けたら今でも迷わずこれを勧めます。
名著です。
最簡・最良のコーポレート・ファイナンスのテキスト
ハーバードの教科書に使われていたということから、さぞかし難しいのかと思われるが、そんなことはない。コーポレート・ファイナンスの領域における論点を、ほぼ網羅しており、まずはコーポレートファイナンスの領域を確認したいという方、再度全体像を確認したい方には向いていると思われる。非常に平易に書かれており、日本語訳にも違和感はない。
 コーポレート・ファイナンスの最初の一冊としてお勧めできる。

新版 MBAマネジメント・ブック 新版 MBAマネジメント・ブック
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 /
お弁当にたとえるならまずい幕の内弁当
グロービスは東京四ツ谷にあるビジネススクール。
学生の満足度は高いようだが社会的な認知度は慶応・早稲田・一橋のワンランク下。
グロービス社長は京大卒。
いくつかの事業会社勤務後、ハーバードビジネススクールで修士号を取得。

MBAとはMaster of Business Administrationの略で
商売でいかに判断・意思決定すべきかを学問する経営学の修士号のこと。
マネジメントはAdministrationとほぼ同義語、判断・意思決定することだ。

この本は
商売で大事な判断や決定をする時に必要な
考えをまとめるツールを
一通り揃える目的で編集されたと思われる。

そういった目で眺めてみるとこの本はよくまとまってはいるが
全体としては内容が薄すぎて満足できない本である。
お弁当にたとえるならまずい幕の内弁当というところだ。

しいてあげれば経営戦略とファイナンスは定義と数式はよくまとまっているのは評価できる。
しかしマーケティング、アカウンティング、人・組織のマネジメント、IT、交渉術は内容が薄すぎて実務では使えない。
そもそも法律、つまり民法や商法の部はないのでリーガルマインドや株式会社とは何なのかの知識は全く身につかない。

まずい幕の内弁当のようなこの本を買って読むよりも
和食は和食、イタリアンはイタリアン、
それぞれ一流の店でおいしいものを食べた方が良いのと同じで
経営、法律、会計、ファイナンス、交渉、組織行動など
それぞれの分野で高い評価を得ている本(Amazonなら四つ星半以上)を選んで読んだ方が良いと私はおもう。
ビジネスの基本
私は技術者なので、経営学については、まったくの素人ですが、
少しはビジネスについて勉強をしようと思い、読んでみました。

各項目とも見開きで完結し、時代にもマッチし、非常に読みやすかったです。
経営学の参考書といった感じを受けました。
ただ、これだけ読んで経営者になれるかは疑問ですが、
この本がビジネスの基本なんでしょうね。
経営の入門書
もう何年も前に読んだ本なのでうる覚えですが、経営に関する知識を浅く理解する入門書としてはかなり良かったと思います。ここから興味のある分野を掘り下げていくのも有効かと思います。
でも、グロービスの本はみんな高い・・・
広く浅く
MBAで学べる事を広く浅く書かれています。
これを一通りぱらぱら読んでみて自分に必要なものがあればさらにファイナンスやマーケティングなど読んでみるとよいと思います。
最初から順番に読むのではなく必要なところを必要なときに辞書代わりに読んでみてはいかがでしょうか
ただ少し値段が高いので全部そろえると大変ですね。
この書籍だけでエッセンスを学ぶのには限界が・・・
グロービスMBAシリーズの項目別書籍を複数読み、この書籍と比較しましたが
良い意味で随分と省略されている感じがしました。
何の知識も無くこの書籍を入門用として使用した場合、
結局は他の書籍で基礎知識を補完しなければならない事態に陥る可能性は高いです、
もしくは読むのを諦める事になるかもしれません。
基礎知識有りの方の辞書用書籍と言う位置づけが正しいです。
MBAの講師も同じ事を言っていた気がします。

不確実性のマネジメント 新薬創出のR&Dの「解」 不確実性のマネジメント 新薬創出のR&Dの「解」
/ 日経BP社 / 日経BP社 /
一石を投じた功績は大きい
製薬業界のR&Dマネジメントに関する分析を報告した書籍は過去にないとのこという。
その点からすれば、この作品の未開の地に一石を投じた意義は大きいと思います。

ただ、この業界にいるものとしては、それほど新鮮さを感じられる内容は少なかったのですが、ぼんやり把握していたことをこの作品を読むことで体系的に整理することができたというのが個人的な感想です。

今回は、「日本で成功するには」という観点での提言が目立っていましたが、今後は「世界のメガファーマという強烈な競合に対して国内企業が如何にグローバル化を進めていくべきなのか」についての解を提示してもらいたいと感じました。

筆者はまだ30代のようなので、今後の研究成果に期待したいと思います。
わかりやすい
結論は次の通り。

「大きく網を張って、
タイミングよく一気に絞り込む。」
業界では、実験から量産までの経験を
一貫して積み重ねている武田が、
そいつをうまくやっている。
この結論なら、営業にも人事にも、
すべての職能部門に共通する。

ゴミ箱モデルを援用しつつも、結局は、
「ねばり強く地道に試行錯誤を重ねることが
成功への王道である。よって、
安易なM&Aは危険。」という主張。

新製品開発ないし製品革新に関する
第4章のサーベイ的な説明は便利。


アナリストでもここまで分析していない
居酒屋での出会いがなかったら、メバロチンもアリセプトも生まれなかった。

過去10年新製品が出なくても倒産しない製薬企業。他の業界では考えられ
ないかもしれない。また、メバロチンやアリセプトのように一発当てれば、
企業を一瞬にして世界的な企業に躍進することができる。

この不確実性のビジネスにマネジメントは必要なのか?
本書の答えはYESである。特に、第三章の
「医薬品開発における競争優位の源泉は何か?」は非常に読み応えがある。

また、随所にちりばめられている“比喩表現”が、難しい内容を読む進める上での
リード役になってくれる。

知らないではすまされない マネジメントのためのIFRS 知らないではすまされない マネジメントのためのIFRS
/ 日本経済新聞出版社 / 日本経済新聞出版社 /
著者の真摯な会計の姿勢
この本を初めてのIFRS関連の本に本当に良かったと思います。他のIFRS特集の雑誌では、IFRSが日本企業に与える影響といった感じにセンセーショナルな言葉ばかりで将来の日本企業がどうなるんだと大変な不安に陥れるだけのようにも見えます。ただこの本では日本企業に大きな影響を与えることは当然だが、本質を理解すればなんてことのないことだ、更には日本企業にとってみればチャンスであるようにも読み取れます。 ただ私が星4にしたのが、ASBJの「討議資料概念フレーム(以下概フレ)」とが本書のなかで一切書かれておらず、企業会計原則から概フレに内的整合性が移行しようとしていることも、書いてあれば良かったと思います。そうすれば日本の目指している会計も意志決定有用性を思考すると説明でき、企業会計原則が思考する利害調整は重視しないことを説明し、日本の会計もデューデリ会計の方向を有していることを明確に読者に伝達出来たのではないかと考えます。

IFRS適用のための必読書
IFRSを適用するための必読書である。IFRSの個別基準に対する解説ではなく、IFRSの目指している本質部分を的確に解説している。高田橋範充氏の「IFRSと包括利益の考え方」、藤井秀樹氏の「制度変化の会計学」及び石川純治氏の「変貌する現代会計」と合わせて読まれることをお勧めする。シュマーレンバッハの動的貸借対照表論やペイトン・リトルトンの会社会計基準序説で理論的完成された取得原価主義による資本利益計算に基づく会計とIFRSの概念フレームワークの目指している財務報告との思想面における根本的差異を理解することが、IFRS適用の実務において最も重要であることを教えられる。
今春一番のオススメ本
この本には会計の本としては珍しく意見がある。
ただのIFRSの説明ではなく、みんなに納得してもらえるようにという筆者の情熱がひしひしと感じられた。
IFRSをデユーデリ会計と認識すると、今まで「おかしい」と思っていたことがすっと氷解していくようだ。
項目ごとに対処法を逐一覚えていくのも大事だけれど、それと同時にこの基本概念を押さえることで、
今後新しい事象が発生した際の、IFRSにおける判断作業のプレッシャーが激減するだろう。
まさに、他にはない今春一番のオススメ本である。
実務家への啓蒙の書
「マネジメントのための」とタイトルには書かれているが、これからIFRSを飯のタネにしようと思ってる会計士やコンサルタントこそお勧めする。プリンシパルベースで細かいところは経営者が判断する必要があるとは言われているが、根っこのところがわかっていないと判断の仕様がない。本書はまずその根っこを明らかにしている。収益費用アプローチで体系が成立している日本の制度会計で頭が凝り固まってるとIFRSでは足を踏み外すことになる。まずは資産負債アプローチの概念がわかってないとダメと最初に筆者は言い切る。そしてIFRSはプレゼンテーションのためのフレームワークだと評価する切り口が素晴しい。いわゆるテクニカルな基準の解説書も必要だが、まずこの書で「根っこ」のところを理解しておくべきだと思う。
ひとりで学べるメンタルヘルス・マネジメント検定2種 第2版 ひとりで学べるメンタルヘルス・マネジメント検定2種 第2版
/ ナツメ社 / ナツメ社 /
メンタルヘルス・マネジメント試験の学習に最適!
メンタルヘルスマネジメント検定の公式テキストの要点をまとめ、箇所よっては逆に解説を追加してくれている参考書兼問題集です。
 試験に短期間で合格したい人には最適な本だと思います。

 この本の前に類書を1冊読み通したのですが、そちらの方は内容を箇条書きにまとめた感じで、初学者には勉強しづらい本でした。
 
 この検定の特徴でもあると思いますが、試験とは別に、いろいろ参考になることも多いです。
 試験に興味がある方は、類書の中でも、特にお奨めできる本です。
財務マネジメントの基本と原則 財務マネジメントの基本と原則
/ 東洋経済新報社 / 東洋経済新報社 / 國貞 克則 /
当然だが読む人による
財務の基本の基本の本である。即ち、新入社員や、財務のことに全く興味なく、開発に勤しみ、マネージャーになって会社の財務を考えながら発想することも要請されるようになってしまった方の入門書として最適であろう。 或いは、中小企業の経営者が、社員に財務的な考えも持ってもらうために、自らも読み、そして社員に推薦するというような使い方、読み方が適していよう。 既に一定の知識のある人には、基本の復習という位置づけだろう。 そのニュアンスからある人には、5つ星、ある人には3つ星という玉虫色に光る本である。 で、私は4つ星とした。
マネージャーの意思決定を「財務的に」支援する本
本書はビジネス教養として財務でも勉強しようか、という余裕のある人にはあまり薦めない。むしろ、業務で日々意思決定を迫られている忙しいマネージャー向けの本である。自分の業務が財務的にどのような意味を持っているのかを理解したいという人であればなお良い。
序文で筆者も宣言している。
本書は、「素人にもよくわかる財務」といった類の本ではありません。本書は「意思決定」に関する本です(p2)。
ビジネスにおける意思決定が、財務的にも正しい意思決定であるためには、マネージャーは、財務マネジメントについて理解をしていなければならない。しかし彼らは日々の業務に忙殺され、専門的な用語や概念を一から体系的に学ぶ余裕はない。従って、専門用語を極力排した財務マネジメントに関する本が必要であり、そのニーズに応えるべく書かれたのが本書、というわけである。
本文では、「なぜ○○は必要なのか」、「××するにはどのようにすればいいのか」という問いかけが多用される。いきなり専門用語が出てきて問答無用に概念を暗記させるようなことはなく、ストーリーを立てて説明することに努力が注がれており大変理解し易い。また小節ごとのまとめが「骨子」として囲みになっており、スピードを上げて読む場合や、再読して知識を定着させるのに役立つ。
具体的な売上計画を策定するためのCVP分析や、予算と実績から、とるべきアクションを選定する差異分析などは、即戦力としてすぐにでも使えるだろう。
優れた良書であるが、苦言が一つだけ。本の売り文句「財務原則・マネジメント・意思決定を三位一体で理解すれば、自ずと本質は見えてくる」は本の紹介としては甚だ不適当(三位一体という言葉自体、本文には一度も出てこない)ではないか?。もちろんこの方が著者の印税には貢献するのだが・・・。

下手な実務書ではない!すぐに使える
なかなか実務で使える判りやすい書籍は本当に少ないなか、
何が大切で必要かをまとめて教えてくれる本。

用語だけだったら検索でどうにかなるなか、
用語の裏にある、その数字の指標の意味を教えてくれる。

しかも実例もわかりやすく書いているので初めの数行を
読んで見れもらえればわかるのだか、多くの書籍とは
一線を画しているはすぐにわかる。

そして、そのまま一気に読めるくらい専門書とは思えなくらいの
読みやすさがさらに好感を覚えた。


財務系書籍では
ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)
でもレビューしたが、この2冊があれば、まずは実務の前の準備はできるし、
実務でやっていても一通りの整理がつくと思われる。



財務担当じゃないけれど読めます
財務担当でもなければ経理担当でもない。でもなんとなく予算の管理をしなければいけない。そんな状態でこの本を購入しました。はじめのほうは見慣れない言葉ばかりで(言葉だけは知ってる状態でも、使い慣れない)眠くなりました・・・が、第3部の財務のコントロールというところからはしっかりと読めました。
ただ、やっぱり何をしていいかはまだ分かってない。そこら辺は他の本が必要かと思います。
最初のほうに「難しく考えるな!」とありましたが、相当難しい中身を出来るだけわかりやすく書いてくれていると思います。
大学生ですが
大学では教育やってて、財務のことはまったく無知だったのですが
この本を読んで、財務諸表の数字の見方が多少わかるようになったと思います。
最初に著者も述べていることですが、原著者は「会社の目的は株主に利益還元することである」という姿勢でこの本を書いていることが本文中のいたるところで感じられました。この点は賛否あるとはおもいますが、まったくの初学者である自分には逆に整理しやすく感じた部分もありました。

就職活動などをおこなうなかで「そもそも会社って?」みたいなことを疑問に思うこともあるとおもいますが、この本はそんな素朴な疑問に答えてくれる本でもあると思います。
ベンダー・マネジメントの極意―プロジェクトを成功に導く外注管理 ベンダー・マネジメントの極意―プロジェクトを成功に導く外注管理
/ 日経BP社 / 日経BP社 /
一気に契約締結へ!
とかくグレーゾーンとなりやすいシステム屋の世界を文系人間でもコントロールすることが可能。
あらゆるベンダとの交渉ステージに応用可能な良書である。

システム屋は、どうしても文系企画セクションに全てを開示しようとしないなか、ベンダ・マネジメントのコントロールを
管理部門からチェックすることも可能となる。

これで、ベンダを付かず離れず管理しつつ、ブラックボックスなIT部門のスリム化実現に向けてGOだ ;0)
各章の冒頭にある寸劇台本のような内容は不要?
(楽しめたけど…。)
外注管理こそがプロジェクトマネージメント
ITベンダーが外注管理で直面している問題を解決する為の指南書。著者の
豊富な経験に基づき、外注管理スキルの解説が丁寧にされると共に、外注化
戦略の重要性が強調されています。

特に参考になりそうな記述は以下の5点。
1品質管理手法
外注においては、マイルストーンごとの成果品レビュー、テストプランやテ
スト報告書のレビュー、フェーズ移行の承認プロセスでいかに品質管理を効
率的に行うかという点が特に重要となる。
2契約書の注意点
契約書で火種となりやすい箇所は、1)作業範囲と役割分担、2)仕様の確定方法
と仕様の解釈、3)進捗の査定方法と合意条件、4)仕様変更と追加費用の負担、
5)成果品の検収基準、6)問題発生時の責任範囲、である。
3実施フェイズでのリスク管理
「共同での問題解決にはサブベンダーからの問題開示が前提である」ことを
初期段階で繰り返し訴えること、そして、プライムベンダーとしてどこまで
踏み込んでやるか、サブベンダーにはどこを任せるかを押えることがポイント。
4変更管理
変更の要求、受理、審査、承認のフローの窓口を一本化し、それをマニュアル
でルール化することが肝。
5コスト管理
プロジェクトのメンバー一人一人がコスト管理の当事者となること、サブベン
ダーのコスト引き締めだけではなく、自社の内部業務の効率化に注意が必要。

外注管理がプロジェクトマネージメントの中核であることを改めて認識させて
くれる本です。
まさに“極意”が詰まっている
外注プロセスに沿って一通り網羅された内容で、各シーンで行うべき事柄が微に入り細に入り解説されています。自分が実務で曖昧にしたり全く気にしていなかった事等が指摘されていて、プロの視点に唸らされました。筆者のプロ魂が感じられ、仕事に対する自分の姿勢も少し変わりそうです。
タイトルには「ベンダー・マネジメント」とあるけれど、社内プロジェクトなどでマネジメントが必要な人にも役立つ、ある意味普遍的な内容だと思います。

裁判に備えて
訴訟プロセスが興味深い。実体験に裏打ちされている内容で、日本ではここまで触れている本はほとんど見られない。「弁護士を選ぶのも外注選定と同じ」、「PMは証拠集めを行っている」とは言いえて妙である。裁判沙汰にはなりたくないが、不幸にも巻き込まれてしまったら本書の内容を実践したい。
実務的な本です!
これまでいろいろな外注さんと一緒に仕事をしてきたが、それなりに大過なくやってこれた。だからといって自信を持って自分のやり方がいいとも言い切れなかったので、自分のマネジメント方法を検証するのに役に立つのではないかと思いこの本を読んでみた。読み進めていくと、これまでの自分が如何に場当たり的なマネジメントのやり方をしていたか痛感させられた。これまで自分ではうまくやっていたと思っていた事が、実は失敗と紙一重ところにいたのではないかと思う。「実録:外注管理の失敗プロジェクト」の事例も、ひとつ間違えれば自分も同じ状況に陥ったのではないかと思い当たるところもありぞっとさせられた。本書では外注さんと付き合う前から取引の終わりまで、順を追って丁寧に解説されているので、実業務への適用もイメージしやすいのと思う。この先ベンダーマネジメントを失敗させないために本書を活用したい。
コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版 コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版
/ Pearson Education Japan for JP / Pearson Education Japan for JP / 恩藏 直人 /
マーケティングに携わる人の必読書
コトラーに出会ったのは1985年。マーケティング・エッセンシャルズでした。広告業界に入って、先輩から先ず進めれれたのが読書。”男は4度メシを食え”と。”朝、昼、晩と3度の食事と読書が4度目のメシである”と。で、コトラーをベースに、徹底的にマーケティングを叩きこまれました。
おそらく、コトラーも80歳近いのではないでしょうか。老いを感じさせませんが、ケラーが入ることによって、一層充実した内容になっていると思われます。
ただ、装丁や紙が立派過ぎるので、重くて通勤途中で読むことができません。
僕の場合、KINKOSで半分に製本し直して読了しました。
出版社もその辺を考慮に入れてほしかったです。
でも、名著には変わりありません。
これ一冊でいい。
マーケティングに関して、基本的にこれ一冊でいい。

世の中に出ているほとんどのマーケティング関連の書籍は

この本の内容を切り貼りしているだけ。


ただ、1000頁ちかい大著だけに、躊躇すると思います。

しかも、それなりに読みこなす時間と多少の能力も

要求されます。


しかし、オンラインでビジネスをしている人にかかわらず

こういった、他人が読まない本を読みこんでこそ

差がつくのです。


下手なコンサル(私を含め)なんかよりも

よっぽど効きます。




今度のフィリップ・コトラーさんは完全カラーだ!
 こちらをご覧の方は、もうすでにフィリップ・コトラーが誰で、『マーケティング・マネジメント』という書物がどのような本かは十分にご存じのことかと思います。
 本書『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版』は、今までフィリップ・コトラー氏が改訂を続けてきた『マーケティング・マネジメント』に初めて共著として、ケビン・レーン・ケラー氏が参加したものです。
 ケビン・レーン・ケラー氏は、ダートマス大学タック経営大学院の教授で、日本では『戦略的ブランド・マネジメント』『ケラーの戦略的ブランディング』(共に東急エージェンシー)などの著作が出ています。『戦略的ブランド・マネジメント』は、ブランド・エクイティの構築・測定・管理など、ブランドについて幅広く、深く、あらゆることが網羅され、体系化された書物であり、本書を監修された恩蔵直人氏が翻訳されているものです。ちなみに私は同書の冒頭25Pの「ブランディングはロケット科学ではない」という見出しが好きなのですが、本文を村上春樹風に翻訳して欲しかったなぁ。ちなみに、『ケラーの戦略的ブランディング』は、『戦略的ブランド・マネジメント』の第2版のうち、主要な部分が抜粋されて翻訳されたものです。
 さて、『マーケティング・マネジメント』ですが、私の書棚には、第7版とミレニアム版と呼ばれている第10版、そしてこの第12版の3冊があります。日本語版としては、このほかに初版と3版が翻訳されています。第7版から第10版への変更では、サイズがふた回りほど大きくなり、組が縦組みから横組みに変更。監修も慶応大学の村田昭治教授から早稲田大学の恩蔵直人教授へとバトンタッチされ、大幅なイメージチェンジがありました。
 この第12版では、サイズはほぼ同じで、監修も引き続き早稲田大学の恩蔵直人教授ですが全ページカラーとなったことで、中で紹介される広告クリエイティブなどがグラフィカルになり、翻訳もさらに判りやすくなりました。カラーの広告とそのキャプションが加わっただけで、事例がグッと楽しく読めるようになったから不思議。ケビン・レーン・ケラー氏が参加したことで、第9章「ブランド・エクイティの創出」が加えられ、第10章「ブランド・ポジショニングの設定」もブランド視点が強化されています。
 現代のマーケティングは、ブランドへの配慮なくして成功の果実を得ることができないのは間違いなく、その意味では共著者として、ケビン・レーン・ケラー氏が加わったのはとても心強いと思います。
 新たな事例も加えられたので、これを機会に読み直されるのもよいかと思います。
 マーケティングを勉強する方、仕事でマーケティングに携わるすべての方におすすめです。
 一見分厚くて堅そうだけれど、まずは軽い気持ちで読み始めてみてはいかがですか。

服薬指導のリスクマネジメント3 (ヒヤリハット事例に学ぶ) 服薬指導のリスクマネジメント3 (ヒヤリハット事例に学ぶ)
/ 日経BP社 / 日経BP社 / 日経ドラッグインフォメーション /
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